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転んでもタダでは起きないIPOの極意【その1】

ダメで元々と分かっていても、抽選にはずれるとくやしいのがIPO株。一度は当選してみたいあなたへIPO株をゲットするための極意を伝授します!

執筆者:大竹 のり子

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抽選倍率100倍以上も珍しくない

上場後に売却するもよし。長期保有で億万長者をめざすもよし。IPO株の魅力は大きい。
初値が公募価格を上回る確率は95%以上。この驚異の高確率が大きな魅力を放っているのがIPO株です。その人気たるやかなりのもので、抽選倍率が100倍を超えることもめずらしくありません。

抽選倍率が100倍ということは、抽選に申し込んでも、100人に1人しかIPO株を手にできないということ。幸運な人はほんの一握りで、大多数の人は、何度申し込んでもはずれてしまうのが現実です。

手当たり次第に申し込むには資金力が必要

当選確率をアップするためのセオリーとしてよく知られているのが、複数の証券会社に手当たり次第に申し込むという方法です。

しかし、IPO株の公募に申し込むには、前もって購入代金を預ける必要があるのが一般的。入金のタイミングは証券会社によっても多少異なりますが、いずれにしても抽選が行われる前に入金しておく必要があることには変わりがありません。

つまり、数多くの証券会社に同時に申し込みをするには、それだけ資金力が必要ということ。二股、三股をかけようにも、先立つモノがなければ始まらないのです。

ターゲットは完全抽選のネット証券

また、誰がIPO株をもらえるのかは、必ずしも抽選で決まるわけではありません。このあたりの裁量は、すべて証券会社にまかされています。

店舗での営業に重きを置く証券会社の場合、お得意様に優先的に回すことが多いようです。よほどの大口客になるか、特別なコネでもない限り、証券会社の窓口でIPO株を回してもらえることはなかなかありません。

一方、ネット専業の証券会社の場合、多くが完全抽選を取り入れています。この場合、各ネット証券にまわってきた公募株を誰に配分するのかは、すべて抽選で決められることになります。

資金力があまりなく、証券会社に特別なコネもないのであれば、公平にチャンスが回ってくることが一番です。完全抽選のネット証券に申し込みを行い、幸運の女神が微笑むのを待ちましょう。

→次ページでは、IPO株をゲットするための方法をさらに探ります!
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