家宅捜索のニュースに株式市場が震撼!
球団買収にニッポン放送株をめぐるフジテレビとの攻防…と、これまでもなにかと話題を振りまいたライブドア。株の話題をお茶の間に引き込んだ立役者でもあります。風説の流布とは、株価を操作する目的でデタラメな情報を流すこと。最高で罰金5億円が課されることに。 |
そのライブドアの今度の騒動は関連会社のライブドアマーケティングによる「証券取引法違反の容疑」。偽計取引と風説の流布の疑いで六本木ヒルズにあるライブドア本社をはじめとする関係先がいっせいに家宅捜索を受けました。
これは笑いごとではありません。不正行為が明らかになれば、社会的にも大きな問題となります。
ライブドア株は取引成立せず
このニュースが明らかになったのは1月16日の夕方。これを受けて、翌17日の株式市場は全面安となりました。ライブドアが上場している東証マザーズをはじめ、ジャスダックなどの新興市場も軒並み株価が大きく下落。朝からライブドア株に売り注文が殺到し、なんと発行済み株式数の20~30%が一気に売りに出されました。
気配値はストップ安の水準まで下がり、結局、取引成立を見ないままその日は終了。さらに翌18日には、ライブドア本体も粉飾決算をしていたのでは?という報道を受け、その真偽の確認のため、東証によって売買が一時停止される事態となっています。
個人投資家もストップ安に大泣き!
そんなニュースを祈るような気持ちで聞いているのが個人投資家です。ガイドのところにも「ライブドア・ショックにやられた~!!」というメールがちらほら。皆さん、それまでが好調だっただけに脱力感が大きいようです。
投資家デビューして間もないFさんは、ライブドアが大株主になっているメディアエクスチェンジの株を10株保有していたそう。
取得価格は20万1,000円で、16日の終値は31万3,000円。100万円を超える含み益に「う~ん、株ってたまらない!!」と超ホクホクでしたが、17日には一転、ストップ安水準で値がつかないまま終わるという事態に。
「このままあと2日ストップ安が続けば、利益どころか損失が出ることに。いや~、まいりました。勉強代と思うことにはしていますが、悔しいの一言です。」そう話してくれたFさんです。
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