連日、ニュースで話題のホリエモンとフジテレビニッポン放送株の奪い合い。

「ライブドアは今日までに、議決権ベースで同放送株の○%超を取得したと発表した。」

こんな記事の一文もすっかりおなじみになってきました。

ところで、この「議決権ベース」が単なる株の保有比率とどう違うのか、疑問に思ったことはありませんか?
なんとなく聞き慣れてしまった言葉でも、よく考えてみると素朴な疑問が浮かんでくるもの。


泣く子も黙る「少数株主権」の威力

そもそも議決権とは、株主総会に出席して、役員の選出や経営方針などに対して決議する株主の権利のこと。1単元株につき1票の議決権が割り当てられているのが普通です。

株主の権限には、何%の議決権があるかによって違いがあります。1単元株を保有していれば与えられる、株主総会に出席したり、配当を受け取ったり、株主優待を受け取ったりといった権利は、「単独株主権」と呼ばれるもの。

一方、ホリエモンとフジテレビが奪い合っているのは、経営に大きな影響を与える「少数株主権」。これは、議決権が一定割合以上の株主だけが行使できる、VIP待遇の権利なのです。

3分の1超で総会の特別決議を阻止できる

少数株主権を持っている株主は、経営に強大な影響力を持つことになります。その威力は、議決権の割合が増すほどにパワーアップ! 

<主な少数株主権>
●1%以上…株主総会で審議する議案を提案できる
●3%以上…臨時で株主総会を召集することを請求できる、会計帳簿を閲覧できる
●10%以上…会社の解散を請求することができる
●3分の1超…株主総会の特別決議を阻止できる
●50%超…経営権を取得できる、取締役を選任できる
●3分の2以上…株主総会で特別決議ができる、取締役を解任できる

議決権の割合が増すにつれて、その威力もパワーアップしていくのがよく分かります。

→次ページでは、ホリエモンが「議決権ベースで」と強調する理由を解明します!