クロスしたときの株価の位置に注意!
株価が上昇して高値圏でゴールデンクロスが出た場合は、様子を見たほうがいいかもしれません。高値圏でのゴールデンクロス。その後は株価の下落が続いている。 |
このような場合は、前回の記事で紹介したように、売りに押されるパターンの可能性が高いのです。株価が上がっている高値圏に位置しているということは、利益確定の売りも当然出てきます。おそらく、ゴールデンクロスをして買いが入るのを見込んで売りをぶつけてくるので、逆に株価が下がってしまうのです。
デッドクロスの場合は、株価が高値圏にあるときには強い売りサインになります。逆に考えると、株価が底値圏にある場合のデッドクロスは株価を押し下げる力が弱いと考えられ、ここでは売りサインにならないこともあるのです。
底値圏でデッドクロスをしている場合には、株価下落の要因にはならない可能性が高い? |
トレードスタイルに適した移動平均線を選ぶ
移動平均線の選び方によって、クロスのタイミングがかなり違います。たとえば、5日と25日、25日と75日では、平均をとる期間にひらきがあるため、同じ銘柄でも移動平均線の動きが全く違ってしまうのです。そのため、自分のトレードスタイルによってどれを選ぶかを考える必要があります。短期でトレードするのであれば、5日と25日の組み合わせになりますし、もっと長く持っているのであれば25日と75日になるのです。
Yahoo!FINANCEでは25日と75日の組み合わせが表示されます。5日と25日を表示したいのであれば、livedoorFINANCEで利用することができます。もちろん無料なので、どんどん利用していきたいですね。
【関連リンク】
ところで、ゴールデンクロスって何?(All About デイトレード・スイングトレード)
チャートでわかる株価上昇ポイント(All About デイトレード・スイングトレード)