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株の心得!「100%はありえない」

これまで2回連続でお送りしてきた田丸好江さんの投資哲学も、今回が最終回となりました。今回は「田丸式!株の心得」です。忘れがちなことなのですが、一番大切なこと。ここで再度確認!

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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田丸さんのお話は今回で第3回目になります。これまで株の勉強の仕方や下落時の対処法を教えていただきましたが、今回は勝てる投資家の習慣と損切りについてです。年間132勝もあげる投資家にはいったいどんな習慣があるのでしょうか。早速お話を伺ってみましょう。

勝ちたいのであればルールを守る

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慣れないうちは、ルールを紙に書いて目につくところに貼っておこう。そうすれば、いずれ習慣化される。
ガイド:内藤さん、訊いてもいいですか(1)(2)」が代表されるように、これまで色々な方に「勝てる投資家」の習慣や心得をお聞きしてきたのですが、田丸さんには習慣のようなものはありますか?

田丸:習慣ではないかもしれませんが、無理をしないことでしょうね。

ガイド:それは、資金的に無理をしないことですか?それとも精神的にですか?

田丸:両方ですね。資金的に無理をしてしまうと、本当に追い詰められてしまいますから。それはとても厳しいですよね。それと精神的に無理をしてしまうのも、投資がイヤになってしまうので、これも避けたいことです。

ガイド:それを避けるにはどうしたらいいのでしょうか?

田丸:ルールを守ることです。私の場合には、売り転換が出たら必ず手仕舞います。たとえ相場が良くて、周りがまだまだ株価が上がると言っていても、私のルールで売りシグナルが出ていれば、どんな場合でも売りますね。

情報は大切。でも時には邪魔になることも

ガイド:それって、正直難しいですよね。やっぱり、周りの情報が耳に入ると、しかもそれがプラスの情報だったりすると、どうしても流されてしまいます。まだまだ株価が上がるなんていわれたら、なかなか売ることができないような気がしますね。

田丸:たぶんそれが正しい感情なんだと思いますよ。もっと儲かる可能性があると思うと、なかなか売れません。でも、そこで我慢して売る。これがルールを守るということです。

ガイド:田丸さんにとって、そのルールの1つが売り転換が出たらで売るということなんですね。

田丸:投資法によってルールは違うのですが、とにかくルールを作ってそれを守ることは絶対に必要なことです。

ガイド:私も独自のルールはありますね。それが自分のとって一番しっくりくるルールだったりするのですが、それを見つけるまでには時間がかかったりします。やっぱりある程度経験して自分の身に染み付かせることも大切でしょうか。

田丸:そうですね、一度身につけたらあとはそれをいかに実行するかということですね。

ガイド:確かに…。

田丸:ちなみに、ライブドアは2006年1月の例のニュースが出る少し前に、女神のチャートでは売り転換シグナルが出ていたんですよ。かなり人気があって過熱していたようですが、売り転換シグナルで売らなかったら結果大変な事になったわけです。

ガイド:ライブドアは、確かに話題銘柄でしたよね。まだまだ株価が上がるような感じもしていましたし、多くの人がそう思っていたかもしれません。でも、田丸式で考えると、もう売る時期だったんですね。

さて、次のページでは誰もがなかなかできない損切りについて聞いてみましょう。どんな考えをお持ちなのか、早速ページをめくってください!

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