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「ローソク足」の正しい読み方(2ページ目)

ローソク足に関しては、いまさら聞けないよ~という人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は『「ローソク足の」正しい読み方』と題して、基本中の基本を復習してしまいましょう。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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同じローソク足でも動きが違う

ローソク足を見ると四本値はわかるのですが、実際にどう動いたのかという詳しいことまではわかりません。たとえば図のようなローソク足の場合、2つのパターンが考えられるのです。
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どの時点で高値や安値をつけたのか、そこが隠れてしまうのがローソク足の弱点。

上の図の場合、取引が始まって株価が上がり、そしてだんだん株価が下がって、最後にはまた株価が上がったことになります。

下の図は始まってから株価が下がったのですが、それでも後半で値を戻して、最後はちょっと売られて終わったという感じです。この2つのパータンでは1日の中での株価の動きが逆なのですが、ローソク足で表した場合には全く同じになるのです。
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同じ陽線でも、1日の中での株価の動きは異なる。

こういった詳しい動きが把握できないのがローソク足の弱点といえるのですが、実はそれをカバーしてくれるものがあるのです。それが「日中足」。

1日の動きが分かる「日中足」を見よう

日中足チャートは、その日の中での動きを表したものです。ローソク足と違って、いつ高値をつけたのかなど、詳しいことが分かるのが、最大の特徴。それに日中足の場合、株価の動きをなめらかに示したものと、5分ごとに表したものなどがあり、サイトなどによって提供してくれる情報の形は異なります。
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ソニーの5分足チャート。これを見れば、1日の株価の動きがよくわかる。
チャートはマネックス証券サイトより。ちなみに、マネックス証券では、前日からの動きも分かるようになっている。

どんな日中足でも使いかたは同じで、「反発してきたな」とか「この当りで底かな」といったように、これまでの株価の動きから、これからを予想するときに使います。日足チャートなどでも、反発のタイミングを見たりしますが、結局は日中足でも同じこと。ただ、期間が短いというだけです。

トレードをする場合には、1つのローソク足だけを見ていても、勝つことは難しいでしょう。だから、様々な角度からローソク足を見ていくことが必要になります。そして情報が足りなければ、そこにプラスできるようなものをドンドン付け加えていく。これが、ローソク足の正しい使い方なのだと思います。

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