「FX革命!」南緒氏の損切りの美学
南緒さんの著書「FX革命!」。手法だけではなくて、南緒さんの考えも掲載。ちなみに、一番肝心な南緒式の手法は立ち読みができません。袋とじになってます。 |
今話題の本「FX革命!」の著者、南緒さんです。直接お話をうかがうことができたので、早速気になることを質問!
何がそれほどの利益をもたらしたのでしょう?
おそらくみんなが一番気になることだと思います。これに対して南緒の答えは、「ロスカット」。つまり損切りです。いかに素早くロスカットができるのか、これが勝負の分かれ道になるそうです。
FXの魅力の1つにはスワップがありますが、南緒さんの場合スワップは全く関係ありません。なのでポジションを長期的に持つことなくロスが出れば即効で切ります。
ではなぜロスカットをするのか。それは今のポジションをなくして次のポジションをたてた方が収益の面では効率がいいからなのです。デイトレはもちろんのこと、はやければ数秒で利食いをするスキャルピングもトレードに取り入れている南緒さん。資金の回転率には人一倍こだわりがあります。
ストップをはずしてはいけない
そしてどんなときでも怠らないのが、ストップを入れること。つまり、ここまで下がったら自動的にポジションを決済するような設定をしておくのです。この幅は相場の動きにもよるので3Pips(ドル円で3銭)のときもあれば、5Pipsのときもあるそうです。これはどんなことがあってもはずしてはいけません。FXの場合、いきなりレートが大きく動くことがあるので、ストップは万が一の命綱となります。といっても、実際にストップに近づくとそのストップをはずしてしまいたくなるもの。でもそこはぐっと我慢です。ストップになってしまったらそこで諦めて次のチャンスを狙うのです。
FXにおいてもっとも危険なことは、ストップをはずしたときに、想定していたストップまで下がってしまったけれど、ストップをはずしておいたから決済されなかったという、あまりにもラッキーな経験です。しかもこのトレードで利益が出てしまったら、一生ストップを置くことはできません。
こういった、一種ラッキーな経験がFXトレーダーにとっては命取りとなるのです。金輪際ストップをおけないというような経験をしないためにも、ストップをはずしてはいけないのです。
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