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投資先、どうやって選べばいいの?(2ページ目)

前回は、投資先を選ぶ基準のうち2つを紹介しました。今回はさらにもう2つ紹介していきます。自分にあった投資先を見つけてください!

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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成長する企業の条件

会社が成長するために必要なことは、社会的なニーズです。みんなが必要だと思うような商品を作っていたり、あるいはそういうサービスを提供するような企業はどんどん成長していく可能性があります。

たとえば、エコが社会的なキーワードとなったとき、環境にやさしい車を作っている会社やクリーンエネルギーを作り出す会社は注目されました。昨年は洞爺湖サミットの影響で燃料電池が話題になって、たとえばGSユアサなどが注目されたこともあります。そのときには実際に株価が上昇しています。
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6月かけて株価が上昇。出所:マネックス証券ホームページ

最近でも太陽光発電や電池などCO2削減関連の銘柄というのは注目が集まる傾向にあります。この理由はやはり、地球環境への配慮という1つのキーワードがあるからです。

さらに、季節銘柄といって、たとえば夏になると株価を上げやすいという銘柄もあります。猛暑になれば飲み物が売れる、ということで飲料メーカーの株が買われることも。

あとは、最近ではユニクロが低価格商品を売りにして売上を伸ばしてきています。その背景にあるのが、景気の後退。景気が悪くなって買い控えが出るのですが、それでも消費活動は行われます。でも、これまで5000円の服を買っていたけど、3000円のものでもいいかなという気持ちが起きるのも事実。

そのときに低価格で商品を提供している企業というのは、どんどん伸びてきます。社会的に見て誰もが思うようなことが、株価を上げる要因にもなるのです。

株価の急激な上昇には注意が必要

話題性のある銘柄というのは、株価が一時的にドカンと上がります。でも、そのあとで落ち着きを取り戻すと、一気に株価が下がってしまうのです。これを「株価の調整」ということもあるのですが、必要以上に上がった株価は妥当な水準に戻るというのがセオリーです。

ということは、あまりにも急激に株価が上がってしまった場合には、早目に売り抜けることが求められます。もちろん株価が最も高いとろで売ることは考えずに、自分が「もういいかな」と思うところで売るのが鉄則です。「頭としっぽはくれてやれ」その精神が必要なのです。

ただ、これは長期的な視野に立ったときには、その考えに相反する行為。株価の変動に一喜一憂することなく持ち続ける、あるいは定期的に買い続けるのであれば、どんなに株価が上がっても冷静に見ていることができます。

なので、前回の記事でも書いたように、自分がどういう投資スタンスで行くのかということは、最も重要なことになるのです。

さて、個別の銘柄の場合には動きが激しいこともあるのですが、投資信託を使うとなだらかな動きの中で投資をすることができます。ということで、次回は投資信託を使った投資について考えてみましょう。

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