これが、2000年の男女年齢別人口構成を横グラフにした「人口ピラミッド」です。
いかがでしょうか?
1ページのようなきれいなピラミッド形から、2箇所にふくらみのあるつぼ型に変形しています。出生率(合計特殊出生率)は、過去最低を更新中であり2001年は1.33人でした。
現在の人口を維持するために必要な出生率は2.08人だそうですから、明らかに将来は「人口が減り」、公的年金制度について言えば、保険料を負担する現役世代の数が激減して、年金給付を受給する世代が増大することを意味しています。
上の方のふくらみは、50歳~54歳のいわゆる団塊世代であり、下は、そのジュニアたちだと理解されるといいでしょう。団塊ジュニアたちの子どもを次のふくらみとして期待したいところです。
しかし、1970年20歳~29歳の未婚率が男性70%で女性45%であったのが、1995年には男性約85%、女性65%まで上昇している状況では、今後の人口構成における画期的な改善は期待できそうもありません。