文章:石津 史子(All About「年金」旧ガイド)
「65歳から支給されている年金を、失業などが理由の場合は60歳に前倒しして年金が受け取れますが、前倒しで受け取れる最低年齢を2006年~2008年にかけて、現在の60歳から63歳にひきあげます」
「え!? ほんとなの?? 年金制度改正案の速報!!?」
いえ、これは日本の話ではありません。
ドイツの年金制度改正案の内容の一つです。
安定した財源が確保され、これから将来にわたって公的年金制度が運営されていくかどうか…悩んでいるのは私たちだけではありません。
少子高齢化が進行しているドイツでも同じ。
日本同様、公的年金制度に改革のメスが入ろうとしているのです。
2003年12月3日、ドイツ政府が年金制度改革法案を閣議決定。
その内容の一部が、年金を前倒しでもらう場合の最低年齢の引上げ案だったのです。
「いったいこれが、私たちとどう関係あるの??」