年金

財源は縮小、受給者数は増えて寿命ものびるので 小さくなるパイの分け方は?(3ページ目)

平成16年改正法が公布されました。賦課方式によって制度を維持するために、毎年度年金額を自動調整するしくみが導入されましたが…

執筆者:All About 編集部

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年金制度の将来をイメージして、理想の年金作りを始めよう!


5年に一回行われてきた年金財政の再計算。
過去においては、年金数理の大前提となる人口統計などは過大にも積もられ、次の推計がでるたびに、ずるずると下方修正が行われて「給付削減と保険料の引き上げ」の原因になってきた経緯があります。

○合計特殊出生率の予測
1981年推計 1986年推計 1992年推計 1997年推計 2002年推計
1985年に1.68で底打ち。2025年に2.09 1986年に1.75で底打ち。2025年2.00 1994年に1.49で底打ち。2025年に1.80 2000年に1.38で底打ち。2025年に1.61 2007年に1.31で底打ち。2025年に1.38.その後1.39で安定


これで「100年安心」だとした年金改正ですが、「結局、将来的にも法改正を伴う制度の見直しがあることを示唆しているもの」として受け取るか、「今後は前提の数字を上回って改善すると考える」か…は、あなたしだいということになります。

もし、今後も制度の見直しがあると考えるなら、次は「受給開始年齢の引き上げ」だろうと思います。年金受給期間が平均余命ののびにより長くなっているのですから、「受給開始年齢を引き上げるという選択肢はあるだろう」と思うからです。

どちらのシナリオになるにせよ、給付水準は確実に今後下がっていきます。
また、今後予想されることとしては介護保険の保険料負担の増加や消費税の引き上げがあるでしょう。

あなたが、個人レベルでハッピーリタイアメントをめざすならば、これらを念頭においた「理想の年金づくり」が必要になってくると思います。

時間が味方してくれるはずです。今できることから始めるといいでしょう。一緒に経済的に自立した自由な時間を謳歌できるようにがんばってみませんか!

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