年金

国会議員の互助年金法の改正に関連したコラム 議員年金、「お手盛り」返上!?(3ページ目)

2004年の国会は、国会議員の国民年金の未加入、未納問題が大きく取り上げられ、その背景にあるといわれた議員年金への関心が高まりました。国会議員の互助年金制度とは?また、改正のゆくえをコラムにしました。

執筆者:All About 編集部

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答申の内容は??


答申では、現行の国会議員互助年金法を廃止し、以下のような内容に改めた「国会議員年金法」の早期制定を求めています。

★負担増…毎月3万900円増の月13万3900円とし、年2回のボーナス時には計59万2100円で年間219万8900円(現行費74%増)とする
★受給資格…現行の10年以上から12年以上に引上げる
★年金額…初年288万4000円(現行の33%減)
★国庫負担率…現行の3分の2(当初予算ベース)を将来5割程度に抑制する

もし、この答申どおりに改革されると、最高の受給額は現行制度のほぼ半額になります。(741万6000円→392万2240円)
また、すでに議員生活を引退して年金を受給している元国会議員の年金については、現行どおり年金額を維持する配慮が示されています。

答申を受け通常国会に法案が提出され、国会議員による国会議員のための互助年金制度に関する審議が始まることになりますが、その経過をしっかりと見ていきたいと思います。

国民の真の要望は、国会議員の負担を増やし年金額を減らすことだけではありません。国会議員にも国民と同じ土俵で相撲をとってもらいたい…国民の代表として国民と同じ痛みを感じながら国会審議にのぞんでほしいと強く願っているのではないでしょうか。

一朝一夕に改革することが難しい「年金制度」ですが、まず議員年金から党派を超えた議員の英知英断を結集して改革して、一刻も早く国民が安心でき、納得できる年金制度の再構築を実現して欲しいものですよね!

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