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純金積立、金はどこで保管するのが正解?

月々3000円から始められる純金積立。取扱機関によって金の保管方法が異なり、取引中のサービスや、会社が破たんしたときの保証も異なるので購入前に要チェックです。

執筆者:上野 やすみ

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月々3000円から始められ、定期的に金を購入していく純金積立。テロや戦争など世の中が不安定な時期は有事の金として注目されますが、満期時にジュエリーなどと交換できるので、お洒落な女性にも人気です。


★純金積立の特徴や、金へ投資するメリット・デメリット
「自分へのご褒美に!純金積立」

純金積立は、地金商や商社、証券会社、銀行、商品取引会社、デパート、JAなどで購入することができますが、購入した金の保管方法には2つの種類があるので、それぞれのメリット・デメリットをしっかり押さえておきましょう。

●金を現物のまま保管<特定保管>
純金積立で購入した金を、現物のまま専用の金庫に保管する方法で、日本では田中貴金属だけが採用している方法です。
会社の財産ときちんと区別されているので、万一会社が破たんというような事態になっても、預かっている金はそのまま契約者へ戻されます。毎年2回、外部の監査法人の監査を受け、確かに「特定保管」されていることの証明書の発行を受けており、盗難保険もかけられている徹底ぶりです。

●金を運用に回して利益を契約者へ還元<消費寄託>
純金積立で購入した金を、海外のリース市場に貸し出し、それで得た利益を契約者へボーナスやポイントなどで還元する方法です。金の現物を保管する必要がなく、「引き出したい」という請求を受けたら同質同等の地金か、あるいは換金してお金を渡せばいいことになっています。
メリットは、積立額にプラスアルファーのリターンがあることです(ボーナスやサービスのない会社もあります)。
例えば、三菱マテリアルでは、毎年の満期時には「積立購入期間中の平均積立金量×年率0.05%(2012年5月11日現在)」のボーナスがもらえます。
住友金属鉱山では、積立額1000円につき1ポイント貯まり、ポイント数に応じて好きな商品と交換できます。

ただし、リース先の会社やその業者自体が倒産した場合は、「金」が戻ってこない可能性があります。消費寄託を採用している会社は、ホームページ上にも倒産した場合の措置について「最悪の場合、戻らないこともあります」と書かれています。

現物資産として金を持ちたいなら特定保管の会社を、プラスアルファーのボーナスやサービスに期待するなら会社の経営状態までしっかり調べて消費寄託の会社を選ぶようにしましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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