友達と楽しく夕食! |
2004年10月に都市再生機構(旧都市公団)の賃貸物件(UR賃貸住宅)に「ハウスシェアリング制度」が導入されました。「単身高齢者等が友人と互いに協力し合って共同で生活したいという居住ニーズが実現できるよう」とありますが、年齢に制限はありません。
一人ひとりが契約名義人になる
制度のしくみは自立した大人同士が自分自身の責任を取ることを前提としています。まず、契約名義人は原則2名。それぞれが契約名義人になります。ただし、賃料の引き落としは代表者の口座から行われます。そのほかの要件は次の通りです。
・全ての契約予定者が所得証明書、住民票等の書類を提出すること
・収入要件は、契約予定者全ての年収の合算額を12で割った額を毎月の平均収入額とする。ただし、それぞれの契約予定者が当該申込住宅の基準月収額の2分の1以上の収入が必要
共同生活のメリット・デメリット
皿洗いやお風呂掃除など役割分担を決めておくのも1つの方法 |
でも、他人と長い期間一緒に暮らすというのは思いのほかストレスの溜まるものです。特に一人暮らしが長かった人は要注意。旅行で数日一緒になるのとは訳が違います。
海外で暮らしている友人はアメリカ人とルームシェアをしていますが、炊事や掃除は当番制と決め事をしっかり交わしていました。契約社会であるアメリカではビジネスライクにこのような決め事をして各自の役割をこなすのが当たり前といったところでしょう。
しかし、日本人は言いたいことが言えずに溜め込んでしまいがちなので、ある日突然爆発して仲がこじれてしまうことも心配されます。一緒に暮らすからにはお互いに思いやりを持って接することはもちろん、正直に話し合う機会を設けてお互いが成長し合える関係を築いていくのが理想ですね。
<関連リンク>
・ハウスシェアリング制度開始[All About家を借りる]
・一人より楽しい?!ルームシェア[All About一人暮らしの楽しみ方]
・ハウスシェアリング対象物件一覧[都市機構]