妻子ある男性を愛し続けたキャサリン・ヘップバーン
結婚できない状況の中で、一人の男性に添い遂げた人生を「幸せだった」とキャサリン・ヘップバーンは語る |
キャサリンはアメリカの上流階級の家庭に生まれ、12歳で演劇の世界へ。19歳でフィラデルフィアの名門の子息と結婚しましたが、6年後に離婚。その間もさかんに演劇活動は続け、26歳でオスカー賞を獲得しました。離婚後も、大物プロデューサーや大富豪と自由に恋愛を楽しんでいた彼女が34歳のとき、俳優のスペンサートレイシーと初共演したことをきっかけに2人は恋に落ちました。
しかし、トレイシーには妻子があり宗教上の理由で離婚はしなかったので、2人はいわゆる「不倫」という立場。それでもスキャンダルにうるさいハリウッドでも黙認され、ひとつの愛の形として語られるようになりました。トレイシーが67歳で息を引き取るときに、最期を看取ったのはキャサリン。「とにかく私たちは27年間をともに過ごした。その歳月は私にとって至福の時間だった。愛という言葉を私は使いたい。」と彼女は語りました。