行き先を十分調べないで旅をしたらとっても危険。株式市場のこと勉強しましょう |
株式投資も同じです。どんな場所なのか、どんなリスクがあって、どんな準備をしておけばいいのかを知ることで、投資をより楽しむことができるようになります。
そこで、今回は株の取引を行う「証券取引所」にスポットを当ててみます。
株の売買が行われる証券取引所
皆さんが株式を購入するときは、証券会社に注文を出します。その注文を証券会社が取りまとめて株式を売り買いしますが、各証券会社が注文を出すところが「証券取引所」。ここで、株式の売買取引が行われます。この証券取引所は、Aさんが持っている株を、Bさんが買うというように、誰かが一度買ったことのある株を買う場合に取引される場所です。すでに世の中に流通している株式を買うということで「流通市場」と呼ばれています。家の購入に例えると、中古マンションを買う場所ということになります。
それに対して、新築マンション……つまり企業が新たに発行した株を買うときには、証券取引所ではなく、証券会社で直接購入します。これを「発行市場」と呼んでいます。
東証、マザーズ、ヘラクレスって何?
いま日本には、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、ジャスダックという6つの証券取引所があります。そして、それぞれに「通常市場」と「新興市場」があるんです。「新興市場」なんて聞きなれない言葉かもしれませんね。「興る(おこる)」というのは盛んになるという意味。新しく盛んになった企業、いわゆるベンチャー企業の株式を取り扱う市場のことをいいます。
東京証券取引所の新興市場は「マザーズ」。あのライブドアは2006年4月14日までこの市場に上場していました。大阪証券取引所の新興市場は「ヘラクレス」など、各取引所の新興市場ごとに名前がついています。
また、東京、大阪、名古屋の「通常市場」には企業の規模に応じて「第一部」と「第二部」に分けられます。
<証券取引所の種類>
これらの取引所にはそれぞれ特徴があります。それを知っておくと銘柄を選ぶときに参考になりますよ。