買物しながら株の銘柄選びに磨きをかけるS子さん
最近、株式投資を始めたS子さん(27歳)は、投資に回すお金を捻出するために自炊を始めました。週に2~3回は近所のスーパーで買物をするようになり、「いま売れているのはどこのメーカーの商品か」と、探すのが楽しみになったそう。売れているメーカーはどこ?ショッピングの時間は生きた情報収集の場! |
S子さんが初めて買った銘柄は、株主優待のある食料品メーカー。いまは、資金も増えてきたので鉄鋼や自動車などの大型株を買う予定で研究中だそう。
「短期で売買するのは性格的に合わないので、長く持ち続けられそうな銘柄を選ぶようにしています。でも、株価が下がってくると売ろうかどうしようか、すごく迷ってしまうので、買ったときに“いくらの株価になったら売る”と上がったとき、下がったときの株価を決めておくようにしています。もっと儲けられたかもしれない、と思うこともあったのですが、欲を出すとキリがないですからね。」(S子さん)
株を始めてから、金利や為替、アメリカの経済など幅広く興味が持てるようになったというS子さん。一人暮しの自炊もこうして発展させていくと、食事も楽しくなりそうですね。
ホームパーティで企画力、段取り力を養うK子さん
いざというときに頼りになる友達!愚痴のこぼしあいではなく、夢を語り合う時間を持ちましょう。 |
「一人暮しだとどうしても食事を作るのが面倒で外食が多くなったり、淋しいから友達と長電話してしまったり、お金がなかなか貯められませんでした。そこで、みんなで飲み物や食べ物を持ち寄ってホームパーティをしたら友達にも大好評。会費制にして自分たちで料理を作ることもあって、料理の腕も上がりました!」(K子さん)
でも、何度も続くと友達もパーティにちょっと飽きてきていることに気付いたというK子さん。
「おしゃべりして終わりでは時間ももったいない。最近はカラーセラピーやフラワーアレンジメントなどの仕事をしている知人を呼んでミニ講座を開いたり、DVDの鑑賞会、読み終わった本の交換会など趣向を凝らしています。企画を考えたり、手際よく準備する能力も身についてきて、マンネリ化した暮らしもワクワク刺激的なものに変わってきました。予算内でいかに楽しむか、と友達とアイデアを出し合いながらゲーム感覚でやっているのが長続きのポイントかもしれませんね。交際費の節約からスタートしたホームパーティですが、ネットワークが広がり、貯蓄も増え、部屋がいつもキレイという嬉しいオマケがたくさんついてきました。」(K子さん)
いきなり暮らしを大きく変えようとしてもなかなか踏み出せないものですが、登場いただいた3人とも初めは小さな一歩から。それがきっかけで次のステップへ結びついているのがわかります。「節約、節約…」と切羽詰った様子もなく、楽しみながらお金を上手に使っています。何から始めればいいかわからないという人は、あまり気負いせずに、朝1時間早く起きて朝食を作る、電話するかわりに手紙を書いてみる、そんな小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。
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