100万円を貯めるには毎月いくら貯金すればいいのか
毎月の積立額を決めるとき「無理のない金額で」というアドバイスをよく聞きますが、私は少しくらい無理をしないとお金は貯まらないと思っています。特にシングルの人は、自分の心がけひとつで貯蓄額を増やすことが可能です。100万円貯金達成のために貯める金額
結婚したら、子どもが生まれたら、住宅を購入したら、子どもが大学生になったら……。50代前半くらいまでは支出が増えて貯蓄するのが難しいことはあっても、家計に余裕がある時期などほとんどありません。DINKSや子どもが小さい時期も、人生の中では“貯め時”といえます。この時期にある程度まとまったお金を貯めておく、貯めグセを身につけておくことは、将来、貯まった金額以上の財産になるはずです。
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1年で100万円貯金するには毎月8万4000円
自分がお金の使い方をちょっと変えるだけでお金を貯めることができる時期の人は、貯められる金額ではなく、目標額を貯めるためにいくら貯めればいいかという逆算的な考え方が有効です。最初の目的額として設定する金額は“100万円”が一般的。というのは、通帳に数字が7つ、カンマ(,)が2つ(=1,000,000)並ぶと、お金が貯まったことを実感でき、グンとモチベーションがアップするから。では、1年で100万円貯めるためには、毎月いくら貯めればいいのでしょう。
ボーナスがない人はPLAN1。毎月8万4000円ずつ積み立てると1年で100万8000円になります。ボーナスから10万円ずつ貯められる人はPLAN2の毎月6万7000円。1年で100万4000円貯まります。ボーナスから20万円ずつ貯められるなら、毎月5万円を貯めれば1年で100万円になります。
どうしても難しいという人は2年で100万円を目指しましょう。2年で100万円貯めるプランは下の通り。「貯めよう!」と思うなら、遅くても2年で100万円は必ずクリアしたいもの。お金の使い方を見直せば、達成できない目標ではないはずです。
100万円貯めるお金は毎月こうして捻出しよう!
●毎月の積立額に足りないお金が1万円以内の人毎月1万円程度を節約するのは、意外に簡単です。ストレスを感じるほどの節約をしなくても、ちょっとした意識改革で可能なはず。食費を1週間で1000円節約すれば1カ月で4000円。無意識に買っていたペットボトルをやめて、マイ水筒を持参すれば最低でも2000円。外食を1回やめれば3000円。といった感じで、自分の生活の中でカットできそうなことを見つけて1000円単位で積み上げていくのです。
食費や日用品費、レジャー費、被服費といった変動費は、自分の采配によって減らすことができます。ひとつの費目は数千円でも、複数の費目を少しずつ節約することで1万円くらいならすぐに作ることができるはずです。
●1万円以上節約しないと積立額をクリアできない人
1万円以上となると、変動費を少しずつ節約する“チリも積もれば作戦”でひねり出すのはちょっと難しくなります。まとまった金額を確保するためには、家賃、保険料、自動車関連費、水道光熱費、通信費といった固定費を見直しましょう。
具体的には、収入に応じた家賃の家に住み替える、保険を見直して保険料を節約する、自動車を買い替える際には小型のものにしたり利用状況によっては手放す、電気の契約容量を見直す、携帯電話の料金プランを見直すなど、毎月決まってかかる費用を見直すことで家計を縮小させ、貯めるお金を確保するのです。
●固定費を見直しても難しそうな3万円以上足りない人
3万円以上足りないと「変動費の節約+固定費の見直し」の合わせワザでも足りないかもしれません。そんな場合は、収入を増やすことを考えましょう。ネットでプチ稼ぎをする、本業に差し支えない副業を探す、妻がパートに出る……。少額からまとまったお金まで、さまざまな方法が考えられます。
ただし収入が増えたからといって、支出が増えたのでは元も子もありません。増えた収入は、あくまで貯めるお金であることを肝に銘じておきましょう。
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