良い高校とは、「その子に合った高校」のこと
志望校選びの際に注意したい「良い高校」の基準とは? |
志望校を選ぶ際の基準に、難易度(偏差値)や大学合格実績などがあります。確かに、偏差値が高い有名進学校=良い高校というイメージがあります。しかし、それは万人に当てはまるとは言えません。無理して難関校に合格したとしても、その高校の授業についていけなかったら元も子もないからです。高校に入るため(だけ)に勉強しているのではなく、高校に入ってからも勉強するということを意識を大切にしましょう。
大学進学を目的としているのなら「普通科」、ある特定分野の勉強がしたいのなら「専門学科」、教科書的なことではなく様々な勉強してみたいのなら「総合学科」など、昔に比べ選択の幅が広がっています。
何をおいても、良い高校とは「その子の基礎学力や個性に合った高校」と考えましょう。進学塾の中には、少なからず合格実績を上げるために無理して難関校の受験を進めるところもあります。このような誘惑に惑わされず、我が子にあった志望校選びを第一としましょう。
気になる志望校の難易度
公立高校の中でも名門校と呼ばれる高校の多くが今でもその地位を守っていますが、中には少子化や私立高校の台頭でかつてほどの栄光がないところも。逆に、かつてはそれほど難関校ではなかった私立高校が大学合格実績を積み重ねたことで人気校、難関校となっているところもあります。このように昔と比べ高校の勢力図ががらりと変わっている地域があります。
また、親御さんの悩みや心配事の一つに「出身地から他県に引っ越したため、その地域の受験事情がよくわからない」ということがあります。そんな時の目安の一つとなるのが、学習塾が発表している「ランキング(難易度)表」です。偏差値や内申点の合格ラインなど、最新情報が掲載されているので参考になるでしょう。ただし、学習塾によって多少ランキングに違いがあるので注意してください。