時間が武器
お金を貯める上で大きな武器となるのは、「時間」です。資金量や知識、情報の量や質では、プロの運用者には負けますが、「持ち時間の長さ」では勝てます。(プロの運用者は、パフォーマンスを決算期ごとに評価されるのが一般的なため、持ち時間が少ないのです。)
つまり、「個人」が持つ最大の武器「時間」をいかに使うことができるかが勝負の分かれ目です。
「勝つ確率の低い大勝負を行い続けることで時間を使う」のか、「少しずつでも確実に利益の得られる方法でコツコツ時間をかけて行う」のか、「前者と後者の配分を考えミックスさせるのか」を考える必要があります。
ちなみに「競馬のプロ」によると、オッズの低い「馬」を買い続ける方がトータルでは勝つ確率が高いそうです。そういえば、ゴルフでも出入りの激しい人よりも、確実にパーを取る人の方が最終的には勝つ場合が多いですね。
ところで、宝くじのようなものは、全体の金額が決まっているため、参加した人の受取る配分割合が異なるだけ(分捕り合戦)で、宝くじ全体で新たなお金を生み出し増えているわけではありません(投資の対象とは異なる点です)。ただ、吸い上げられる半分以上のお金が社会貢献にきちんと使われているのであれば、将来社会から恩恵を受けることができるかもしれません。そういう意味では、そのお金については投資といえるかもしれないですね。
どうする?
先日、「私は近いうちに住宅を購入しようと思っています。株式の勉強をして運用利回りを上げて、少しでも頭金を早くためようと思います」といった専業主婦からの投書を読みました。みなさんはこの投書についてどのように思われますか?
続きは次回考えてみたいと思います。
/上野博美
スパルタ@マネー教室「投機と投資」
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