マネープラン/ゼロからはじめるマネープランの考え方

恐るべし“人並み(平均値)”(2ページ目)

巷でよく発表される「平均値」を聞いて、「人並みでよかった!」「ショック!人並み以下」と一喜一憂することも多いのですが、平均値はほんとうに人並みなのでしょうか?今回はそのあたりを探ってみました。

執筆者:上野 博美

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ライフイベントの見積もり


ただ、マネープランを立てる上では現状の金額だけではなく、将来のライフイベント(自宅購入金額、子供の進学費用など)に必要な金額をある程度把握する必要があります。

キャッシュフロー表作りにはうまく平均値を利用することも


マネープランを立てるには、将来の家計のお金の流れを知るために、まずキャッシュフロー表を作る必要があります。そのために、将来の収入や支出の金額を見積もっていくことになるのですが、例えばお子様の進学が目前に控えているのであれば、具体的に入学金や授業料などの金額が把握できますが、遠い将来の進学費用となると検討がつかない場合があります。そんなときには、現状の平均値を使い物価上昇率などを利用して将来の金額を換算し想定していく方法があります。

キャッシュフロー表の作成目的は、家計の方向性を確認するものですので、平均値が必ずしも正解ではないことを認識した上で使う分には有効です。

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