宝くじ、競馬、株式への参加料(控除率)
宝くじや競馬などは控除率がとても大きく、競馬などで25%ほど、宝くじで50%以上と言われています(前回記事では、戻り率が競馬は75%ほど、宝くじでは半分以下として、取り分から見ました。恒例・ジャンボ宝くじ発売!地道派?or一攫千金派?)。
株式の場合には、株式手数料の自由化が行なわれるまでは、売り買いでそれぞれ1%ほどの手数料がかかっていましたが、自由化の結果、手数料の水準は劇的に下がり、オンライン証券などではほとんど気にしなくてもよいほどの金額となっています。
つまり、株式投資の参加料をほとんどゼロと考えると、購入株式の株価が買値の半分になって、ようやく、宝くじの戻り率とほぼ一致するということになります。そう思えば、株式投資の方が宝くじを買うよりも、参加しやすいと思うのは、私だけでしょうか???
株価の動き
下図のような価格の推移の場合、価格が上昇する間ずっと保有し続けていれば、十分な値上がり益を得ることができます。ちなみに、これは日本の株式相場(TOPIX)のグラフです。
1949.5-2004.12
日本の株価は長期的に上昇した
日本の株式相場は、戦後、長期にわたり上昇を続け、バブル崩壊と共に下落しましたが、それでも昭和20年代に比べれば、今の株価の方が高くなっています。つまり、昭和20年代に、日本の株式に投資し、ずっと保有していれば、大きな収益を得ていることになります。
ところが、同じ市場を短期的に捉えると、様相がかなり変わります・・・