必ずしも格言どおりではない株価の動き
平均値では格言どおりになっていますが、各年で見てみると、干支と実際の株価収益率の水準が必ずしも一致しているとは限りません。笑うはずの戌年をみても、下落の年もあり各年でばらついています。
*1949年~2005年各年のTOPIXの収益率を干支別に並べ替えたもの
(*ものごとを平均値のみで考えると見誤ることもよくあります・関連記事「恐るべし“人並み(平均値)”」)
結局、株価をあらかじめ当てることはたいへん難しく、「相場は相場に聞け」という格言もあります。株価当てゲームと投資とは異なることを認識し、じっくり投資する方法をマネープランに取り入れたいものです。
とはいえ、新年でもありますので、お遊び感覚で…“2006年の平均株価、最高値はいくらになると思いますか?”投票はこちらへ!
*当記事で利用したTOPIXは東京証券取引所が算出・公表する株価指数です。これは東証の知的財産であり、これらに関する権利は東証が所有しています。
/上野博美
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