家事/リサイクル・リメイク

エコ暮しはじめの一歩~リサイクルとは?

今やおなじみのリサイクル。分別して出したごみは再資源化され商品になったり焼却されたりといくつかの運命をたどります。知ってないと恥ずかしいかも!?リサイクルのきほんをおさえておきましょう。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド

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今やおなじみのリサイクル。私たちが分別して出したリサイクル対象のゴミは再び資源化されて商品になったり焼却されたりという運命をたどりますし、他にも身近に実践できるリサイクルがたくさんあります。リサイクルのきほんを知っておきましょう。

リサイクルはエコ3Rでは一番最後

『エコの3R』は「できる限りゴミを出さない社会をつくるための基本的な考え方」を示すReduce(リデュース=廃棄物を出さない)、Reuse(リユース=再使用する)、Recycle(リサイクル=再資源化する)という3つの言葉の頭文字「R」をとって呼ばれるもの。

地球環境をより効率よく守るうえでは(1)リデュース、(2)リユース、(3)リサイクルと、リサイクルは一番最後に位置づけられています。

リサイクルとは

Recycle(リサイクル)はひと言でいえば「再資源化」。家庭から出るゴミや製造段階で出る不要物のうち可能なものを、回収して加工し、もう一度資源として商品化したり、焼却して熱資源として使おうというものです。

リサイクルの結果つくられているものとしては、トイレットペーパーや古紙から新聞紙や段ボールへ、食品トレーは再びトレーに、ペットボトルからフリースなど。
ちょっと変わったところでは、卵の殻からチョーク、携帯電話から金銀製品、蟹の甲羅から衣類などもあるようで、まだまだ発展中です。


今からできるリサイクル

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私たちがすぐに取り組めるリサイクルには、以下のようなものがあります。

・ペットボトル、古紙、びん、アルミ缶、スチール缶、発砲スチロールトレーなどはルールにのっとって行政やお店で行っている分別回収に出す。
・家電などリサイクル対象商品を購入時にリサイクル料を支払う。
・生ゴミはコンポスト等で堆肥にして使う。
・着られなくなったセーターの毛糸でアクリルたわしを作る。
・チラシでゴミ箱を作って使う。
・古着を小さく切って使い捨て雑巾にする。
・自社製品の回収リサイクルを行っているブランドの衣類を買い、不要になったらその店舗へ持参する。


リサイクル商品を買うのも貢献の一つ

最近は「リサイクルペットボトルでできています」「古紙リサイクルによって作られた紙です」などと書かれたものをよく見かけますよね?

リサイクルの結果生まれた素材から作られた商品は必ずしも安いとか最高品質とは限りませんが、真新しい商品ほどには貴重な地球の資源(石油や森林など)を使わないし、このしくみを支える意味から、同じ物を使うのならばリサイクル商品を積極的に購入するのも、私たちができるエコ的暮らし方の一つといえます。
そういった商品を探したいときには『グリーン購入ネットワーク』を活用するのもおすすめです。


つくる側のリサイクル

経済産業省の「3R政策概要」によればリサイクルは「一旦使用された製品や製品の製造に伴い発生した副産物を回収し、原材料としての利用(マテリアルリサイクル)または焼却熱のエネルギーとしての利用(サーマルリサイクル)を図る」とあり、私たち消費者には回収時の協力を、メーカーには回収しやすい商品づくりや、リサイクル資源利用の促進を求めています。

2000年に制定された循環型社会形成推進基本法を受けて、同年に改正された「資源の有効な利用の促進に関する法律(改正リサイクル法)」や「容器包装」「家電」「食品」「建設」「自動車」といったリサイクル関連の法律や、これらを後押しする「グリーン購入法」などの体制が整えられ、現在のようなリサイクル社会へとつながっています。

リサイクルもよいのですが、それを回収、再生化するまでには多くのエネルギーが費やされ、できるだけ環境への負担を軽くしようと考えるなら、物の寿命をできるだけ長くして捨てる回数や量を減らすリユースや、必要以上に物を所有しないリデュースをまずはがんばってみましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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