子ども服も自転車も上手にリユースすれば、素敵でエコ&エコ |
ちょっとおさらい~エコの3R
エコの3Rは、地球と共存していくため、できる限りゴミを出さない社会をつくる基本的な考え方。3つのことば(1)Reduce(リデュース=廃棄物を出さない)、(2)Reuse(リユース=再使用する)、(3)Recycle(リサイクル=再資源化する)の頭文字をとったもので、2000年に制定された循環型社会形成推進基本法で示されています。
リユースはリサイクルよりも地球にやさしい考え方として、積極的にとりくむよういわれています。
リユースとは
Reuse(リユース)は「再使用」の意味。暮らしのなかでは、瓶を回収・洗浄してまた使ったり(リターナル瓶)や、破れた衣類のリメイク、壊れた機械の修理などなじみの深いもののほか、フリーマーケットやリサイクルショップなど「リサイクル」の仲間として扱われることの多いものも挙げられます。リサイクルが回収や原材料化するため新たに費やされるエネルギーの矛盾などマイナス面も指摘される中、最近脚光を浴びつつあるのがリユースで、私たちの暮らし方や店舗、企業などでさまざまな取り組みが注目されています。
今すぐできるリユースは?
私たちの生活に密着したところでは、以下のようなものがあります。・機械や家具が壊れたら修理して長く使う。
・買ってきたものが入っていた瓶や箱を
・リターナブル容器を選ぶ。
・不要な服はリメイクしたり、知り合いにあげる。
・子どもの服は兄弟や親戚、知人の "おふる"(というとイメージがいまいちでしょうか?)
・中古車を買う。
・フリーマーケットや寄付、ネットオークション、自治体の資源回収などを利用する。
・家庭用品や本など不用品はリサイクルショップへ持ち込む。
・新品である必要がなければリサイクルショップで買う。
・再生部品を用いた機器類を使う。
長く愛して・・・素敵なリユース&リメイク生活
物を修理したり形を変えたりしながら最後まで丁寧に使いこんでいく暮らしは、一昔前のおばあちゃんたちには当たり前のことでした。また最近、自然体で素敵な暮らしぶりといわれる方のお話を聞くとなぜか一様に、ものを大事に長く愛用したりリメイクされている様子がうかがえます。自分に合ったもの選びができるから、かもしれません。
一時の大量消費全盛期には、ピカピカな新品を使い捨てることがふつうで、使い込んだものの味わいを愛でる人は少数派になっていましたが、このごろは逆にそちらに新鮮さや個性を感じる人が増えたようです。
つくる側・売る側のリユース
経済産業省の「3R政策概要」には「一旦使用された製品を回収し、必要に応じて適切な処置を施しつつ製品として再使用を図る。または、再使用可能な部品の利用を図る」とあります。これはもちろん、一般消費者だけでなく製造メーカーにも義務があります。メーカー側には、2000年に制定された循環型社会形成推進基本法を受けて、同年に改正された「資源の有効な利用の促進に関する法律(改正リサイクル法)」の中で、特に自動車やPC、コピー機などは「指定再利用促進製品」に指定され、リユース部品の使用や、部品を取り出しやすくした設計などを実施すべきと定められています。
さて、リユースも大切ですが、出てしまうゴミにはリサイクルに取り組むことも大事。そしてそれらの前にリデュースも大事です。