居住後のコストを比較してみる!
住宅ローンだけじゃない、住まいにかかる費用! |
■都心のタワーマンションの維持・管理費は、35年間で約1,000万円!
都心のタワーマンションの場合、管理費や修繕積立金が毎月の費用として発生します。物件によって金額は異なりますが、最近の相場では、管理費と修繕積立金を合わせ最低2万5千円は必要です。住宅ローン完済までの35年間住み続けた場合、その合計金額は、1,000万円を超えます。一方、郊外のこだわり住宅の場合は、毎月の維持管理費は必要ありませんが、定期的な外壁・屋根の塗装が必要になります。どれだけ費用をかけて修繕をするかによるので、タワーマンションとこだわり住宅でどちらがコストが高いかを判断することはできません。
■日常生活費は、都心のタワーマンションの方がやや高め?
家電や家具などの耐久消費財は、インターネットを活用して取り寄せが可能なので、都心のタワーマンションも郊外のこだわり住宅に住んでいてもあまり差が出ないでしょう。ただ、スーパーでの日用雑貨や食料品などの価格を比較すると、都心部では郊外に比べてやや高めです。日常生活費は、都心のタワーマンションの方がややコスト高になりそうです。
■郊外こだわり住宅では、防犯対策費は必須!
平日の昼間は、家を留守にするDINKSカップルにとってはセキュリティ面は、一番気になるところでしょう。セキュリティー面では、都心のタワーマンションの方が断然有利です。警備会社による24時間セキュリティシステムや、防犯カメラ、2重ロックはもはや標準装備です。毎月の管理費が高いと言っても、安心料を払っていると思えば安いかもしれません。一方、郊外こだわり住宅で、これだけのセキュリティを備えるには相当の費用がかかります。一般的な警備会社のホームセキュリティサービスは、毎月5千円程度です。
■郊外こだわり住宅の交通費・自動車費用は、高額に!
都心のタワーマンションに住むDINKSカップルの交通手段は、電車が中心になります。都心部への買い物も気軽に出かけられます。一方、郊外のこだわり住宅に住むDINKSカップルは、車の所有は必須となります。一戸建てだと駐車場料金はかかりませんが、自動車保険料、自動車税、車検費用、大事に乗っても10年に1度の車の買換えなどを考えると、車にかかるお金は、相当な金額になります。
居住後のコストを都心のタワーマンション派と郊外のこだわり住宅派を比較してみると、車を持つことを前提にすると、郊外こだわり住宅派の方が、コスト高と言えそうです。