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マンション投資で失敗しない3つの鉄則

「実録!投資用マンションを手放すとき」でお伝えした方のように、負担に耐えられなくなってマンションを手放すケースは決して珍しくないのです。マンション投資で失敗しない鉄則は何でしょう? 実例から学びます。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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投資用マンションを手放すには、さまざまな理由があります。「実録!投資用マンションを手放すとき」でお話したFさんのように、毎月の負担に耐えられなくなって手放すケースは決して珍しくない。そこで今回は、Fさんの例「実録!投資用マンションを手放すとき 前編・後編」のまとめ編として「マンション投資で失敗しない3つの鉄則」をお送りします。

実録!投資用マンションを手放すとき・前編
実録!投資用マンションを手放すとき・後編

マンション投資で失敗しないための3つの鉄則とは、次の3点です。
【記事のインデックス】
賃料の下落を前提に試算する……1P目
金利の上昇を見込む……2P目
「終わりにできる」選択肢を持っておく……2P目

賃料の下落を前提に試算する

今の賃料がいつまでも確保できるわけではない…
今の賃料がいつまでも確保できるわけではない…
Fさんの収支が赤字に転落する直接の引き金となったのは、「賃料の下落」です。一般的に、賃料の見直しは、およそ2年ごとに行われる契約の更新や入居者の入れ替えのタイミングで行われます。このときに、近隣の競合物件とくらべて賃料が高ければ、賃料を下げることを検討しなくてはならないでしょう。もちろん相場が上がっていれば、賃料を上げることができます。

マンションが古くなっていくにつれ、賃料は下がっていくものです。新築のときには、「新築だから賃料が高くてもOK!」と納得のうえ入居してくれる人もいるでしょうが、Fさんの事例でも分かるとおり、中古物件に「相場+α」の賃料を期待するのは甘い!のです。

今後の景気次第では、賃料が上昇していくことも十分に考えられますが、現時点でそれを見込むのは少々危険です。マンションが古くなっていくことを考えて、はじめから賃料の下落をある程度見込んでおきます。相場については、地元の不動産屋さんにアドバイスをもらうのもいいでしょう。

(Fさんの事例では直接の原因にはなりませんでしたが、収入減の原因としては、そのほかに部屋が空いてしまう可能性と賃料を滞納される可能性などを考慮します。)

次ページでは、2つ目と3つ目の鉄則を解説!
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