資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

マンション投資で失敗しない3つの鉄則(2ページ目)

「実録!投資用マンションを手放すとき」でお伝えした方のように、負担に耐えられなくなってマンションを手放すケースは決して珍しくないのです。マンション投資で失敗しない鉄則は何でしょう? 実例から学びます。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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金利の上昇を見込む

金利の上昇が毎月の収支に与える影響は…?
金利の上昇が毎月の収支に与える影響は…?
Fさんの悩みのタネは、「金利の上昇」です。Fさんが借りたのは変動金利のローン。世の中の金利の動きにあわせて、Fさんに適用される金利が動きます。今後、金利が上がっていったら…? Fさんの毎月の支出は増えてしまいます。

マンションを買う際、同じように「頭金は1~2割」でも、
  • 資金的に余裕はあるが、敢えてローンを利用するケース
  • ギリギリの資金計画で購入するケース
では全く違います。手持ち金に余裕があれば、ローンの繰上げなどをすることによって毎月の赤字を解消することも可能です。変動金利のローンを使うのであれば、あらかじめ収支計画をしっかり立てて、金利の上昇にも耐えられるような対策をします。

「終わりにできる」選択肢を持っておく

毎月の収支が赤字に転落すると、投資用のマンションを持ち続けるのはつらくなります。そのほかの理由で、マンションを手放したくなることもあるでしょう。ところが「もう、このマンションを手放そう」と決断しても手放せないケースがあることを「実録!投資用マンションを手放すとき・後編」で、お伝えしました。

毎月赤字を出しながら、投資用マンションを持ち続けるのはとても大変なことです。「手放したい」と思っても手放せない負担感は大きいものです。マンション投資をする際には、イザというときに「終わりにできる」見通しまで立てましょう。逃げ道を用意しておくことも大切なことです。

投資用マンションを所有するには、それなりの手間もかかるし、コストも発生します。せっかくの手間やコストがムダに終わらないように、収支計画はしっかり、またイザというときのことまで考えてから投資に踏み切りましょう。マンション投資に成功している人の多くは、ムリのないプランをしっかり立ててから投資を実行している人たちです。

【関連リンク】
実録!投資用マンションを手放すとき・前編(All Aboutはじめてのマンション投資)
実録!投資用マンションを手放すとき・後編(All Aboutはじめてのマンション投資)
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