通夜・葬式の弔問マナー/通夜・葬式の弔問マナー

弔辞のポイント(2ページ目)

弔辞を依頼されたらどうしたら良いでしょう?弔辞の書き方や注意、式場での手順などをご紹介します。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

弔辞に使ってはいけないNGワードは?

「重ね重ね」「かえすがえす」など同じ言葉を重ねたものや、「再び」「続いて」など、死が次々に連鎖するようなイメージを与える言葉を「忌み言葉」といい、葬儀の場では使わないほうがよいと言われています。

また、宗教の違いで使用できない言葉もあります。たとえば「冥福」「往生」「供養」「成仏」など。これらは仏教用語になりますので、キリスト教の告別式では使用できません。

ほかにも厳密にいえばNGワードはたくさんありますが、あまりとらわれすぎてしまっては思ったことを自由に表現することができなくなってしまいます。遺族や参列者が「不快」と感じる表現は避けるように心掛け、真心のこもった弔辞を捧げることができるように考えていきましょう。

弔辞の手順

弔辞を依頼されたら会場へ早めに到着するようにし、動作を確認しておきましょう。
弔辞を依頼されたら会場には早めに到着し、動作を確認しておきましょう
弔辞の一般的な手順をご紹介します。

  1. 名前を呼ばれたら、遺族・参列者に一礼し祭壇の前に進んで一礼し、祭壇前に進んで一礼します。
  2. 祭壇前に立ったら、弔辞の上包みをはずして読み始めます。
  3. 読み終わった弔辞は、元のように奉書に入れ(便箋の場合は封筒に入れ)お供えします。
  4. 最後に祭壇に向かって一礼して席に戻ります。

※キリスト教の場合、祭壇に向かって弔辞を読むことはありません。参列者に向かって読みます。

「遺族・参列者に一礼をして弔辞を読むだけなら簡単!」と思っている方ちょっと待って! 細かい手順は会場のレイアウトや装飾によって、また葬儀社によって少しずつ異なりますので注意が必要です。

そこで弔辞を依頼された場合、会場に到着したらリハーサルすることをおすすめします。リハーサルで動作を確認しておけば、イザ本番になったときにあわてることもありません。落ち着いて故人へのメッセージを伝えることができます。
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