弔辞の書き方
遺族や関係者は「この人にお別れの言葉をお願いしたい!」という人に弔辞をお願いします。依頼されたからには遠慮せずに引き受けるのが礼儀であり、故人や遺族への配慮でもあります |
- はじめの言葉
「突然の訃報に、深い驚きと悲しみでいっぱいです。」
「○○さん、今日は悲しいお別れとなりました。」
※突然の訃報を聞いたとき驚きや悲しみ、自分の気持ちなどを述べます。
- 故人と自分の関係、思い出話
「○○さんとは高校時代からの友人でした。」
「私が困難に直面したとき、助けてくれたのが○○さんでした。」
※一番の大切なポイント。思い出話、エピソードなどを披露をします。故人の経歴や人柄、功績を入れてもよいでしょう。
- 遺族への悔みの言葉
「心より哀悼の意を表します。」
「ご遺族のかたがたは、さぞお嘆きのことでしょう。心からお悔やみ申し上げます。」
※残された遺族に対する思いやりを述べます。
- 結びの言葉
「やすらかにお眠りください。さようなら。」
「ありがとうございました。」
※哀悼の言葉、安らかな眠りを願う言葉などで結びます。
弔辞の目的は「よい文章」にすることではありません。あれもこれも伝えたいという気持ちもわかりますが、ひとつ柱を決めてそこに肉付けしつつ、素直な気持ちを言葉にのせて伝えることが大切です。
なお、ゆっくり読んでだいたい3分から長くても5分以内でおさまるように考えます。原稿用紙2~3枚が目安です。