REITは、物件から得られる賃料こそが収益の源、安定的な分配金の源となります。投資を検討するのなら、REITが所有する物件に無関心ではいられませんね。「REITを知る」ためには、運用物件に興味を持つことが早道です。今回は、「日本ビルファンド投資法人」とその旗艦物件である「大和生命ビル」にスポットを当てます。
【記事のインデックス】
オーナーの日本ビルファンドに注目 ……1P目
大和生命ビルってどんなビル? ……
2P目
ところで、大和生命って!? ……
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オーナーの日本ビルファンドに注目
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オフィスビル投資に特化 |
大和生命ビルのオーナーは、日本ビルファンド投資法人。わが国初の不動産投資法人として、ジャパンリアルエステイト投資法人と共に、2001年9月に東京証券取引所に上場したREITです。
REITの投資対象は、オフィスから商業、ホテル、住居に至るまでさまざまですが、日本ビルファンド投資法人はオフィスビルへの投資に特化。大和生命ビルのようなオフィスビルを中心に、現在60棟を保有する大型ファンドです。
「どれだけ大型?」という人のために、少し数字を見ておきましょう。
- 時価総額→REIT最大でおよそ4,282億円
- 物件取得額→REIT最大でおよそ7,623億円
上記のように、規模も最大なら株価(投資口価格)もREITの中ではナンバーワンの79万円。但し、利回りはREIT全体から見ると低めで5%程度となっています(REIT全体では8%程度。しかし、利回りは高いからいいというものではないですね)。
※数字は2009年3月12日のもの
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