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信託不動産って何?
REITは信託受益権をもつ!? |
一般に、信託とは、委託者、受託者、受益者という三者から成る関係をいいます。誰かが自分の保有する不動産や金銭などの財産を信託銀行に預け、その代わりに信託受益権を受け取るという関係、と説明することができるでしょう。
最初に財産を信託銀行に預ける人が「委託者」、財産を預かる人つまり信託銀行が「受託者」、信託財産の生み出す収益を受け取る人が「受託者」となります。
「委託者」が不動産を信託すると、その対象不動産の所有権(名義)は「受託者」である信託銀行に移ります。「受託者」は不動産を所有しているものの、あくまでも「受益者」のために対象不動産を管理運用することが求められ、このように信託された財産を「信託財産」といいます。
信託財産はその他の信託財産や信託銀行自身の資産などとは分別管理することが義務付けられています。ですから、万が一信託銀行が倒産しても、信託財産は分別管理されて守られるので安心です。
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