特定調停の利用を決意したYさん。109万円の借金が50万円に減りました。 |
下に挙げたような効果を得られることが多いです。
●高金利の借入れを金利の引き直しをして借金を減額
●将来金利をカットで原則3年の長期分割払い
●申し立ててから調停が終わるまでの間、返済は暫定的にストップ。取り立てもできなくなる。
そこで実際に、この「特定調停」というものを利用したYさんの実例を見ていきたいと思います。
生活費を補うための借金109万円
Yさん(37歳)は、妻と小学生のお子さん2人の4人家族。建設会社の営業職をされている会社員さんです。教育費や仕事上の交際費などがかさみ、足りない分をクレジットカードのキャッシングや消費者金融からの借入れで、なんとか生活をしていました。
通常はボーナスでその借入れ分を返済していたのですが、そのボーナスが半減。
「このままでは…」と、危機を感じ、迷いましたが増収の見込みがないことから、特定調停を申し立てることにしました。
<Yさんの家計状況(借金返済分を除く)>
●収入(手取り)
270,000円
●支出
家賃 | 68,000円 |
食費 | 55,000円 |
水道光熱費等 | 15,000円 |
教育費 | 29,000円 |
自動車関連の費用 | 22,000円 |
仕事上の交際費 | 23,000円 |
その他の固定生活費 | 30,000円 |
(支出合計) | 240,000円 |
<借入状況>
クレジットカードのキャッシング(3社) | 710,000円(金利27%以上) |
消費者金融(1社) | 380,000円(金利28%) |
(借入総額) | 1,090,000円 |
現状は、毎月無理なく返済に充てられる金額は、3万円(収入?支出合計(固定支出))。
それなのに、毎月返済しなければいけない金額は、4社合計で45000円! 慢性的な赤字で、節約ややりくりでは解消できない状況でした。