水道光熱費の平均費用はいくら?
家計費の中で、水道光熱費は必要不可欠ではあるものの、節約の余地が残っていたりもします。毎月必要となる固定費だからこそ、しっかりと見直したいですね。では、一般の家庭ではどれくらいの水道光熱費を使っているのでしょうか? 季節や地域による費用の違いなども見ていきましょう。
水道光熱費の平均はいくら?
水道光熱費 世帯平均 月1万8485円

<水道光熱費の平均費用(月あたり)(円)> 水道光熱費の平均支出。平均総額は約1万8485円とかなりの支出になっているのがわかる。単身世帯でも1万1652円となっており、新生活を始める人は要注意 (出典:総務省「家計調査(2019年)」)
単身世帯では、どれも金額が少なくはなっていますが、合計すると1万1652円。家賃以外に光熱費として1万2000円程度は見積もっておいたほうがよさそうです。いずれにしても、毎月かかるお金、それも絶対必要なお金ですからしっかりと予算化しておく必要があります。
また、自分の家の水道光熱費がこれらから大きくかけ離れている場合は要注意です。どこかに無駄使いがないか、電気の契約内容などを確認しておきましょう。
水道光熱費全体は減少傾向、電気の割合増

<水道光熱費の費用(2人以上の世帯・年別)(円)> 2人以上の世帯での2013年から2019年の年別の1カ月の水道光熱費。合計は減少傾向にあり、特にガス、他の光熱の減少が目立つ。(出典:総務省「家計調査(2019年)」)
特に、ガスは13%、他の光熱は32%減。電気代はほぼ横ばいといったところですから、エネルギーの電気化が進んでいるのかもしれません。
水道光熱費の平均費用、冬と夏では1万円以上の差!

<水道光熱費の平均費用(2人以上の世帯・月別)(円)> 2人以上の世帯での月別の水道光熱費。冬と初夏では1万円以上の差がでている。主に電気代の増減が大きな原因 (出典:総務省「家計調査(2019年)」)
電気代、ガス代、灯油などの他の光熱ともに夏に比べて冬のほうが高くなっているのがわかります。夏の冷房の費用より、冬の暖房の方が光熱費に大きな影響があることがよくわかります。また、灯油やガスよりエアコンによる暖房のほうが費用は高くつくことが多くあります。エアコンも省エネタイプのものなどを選ぶと、費用が抑えられることになりますので、対策の1つとして考えておきましょう。
1カ月の水道光熱費、北陸と沖縄では年間9万8600円ほどの差

<地方別の1カ月の水道光熱費(2人以上の世帯)(円)> 地方別の水道光熱費。沖縄や九州が2万円未満と他の地域より安くなっている。逆に北陸では2万7000円以上となっており地方によって差があるのがわかる (出典:総務省「家計調査(2019年)」)
一番費用がかかりそうな北海道は、他の光熱が6125円と他よりかなり高くなっています。北海道には各家庭に灯油タンクが設置され、タンクローリーから直接給油するほどの灯油文化。灯油での暖房で光熱費が節約されている様子がわかります。
いかがでしたか? これらの平均値と実際にかかっている水道光熱費を比較してみると節約するべきポイントや今後の光熱費の予想などがわかるのではないでしょうか? 節約効果が大きくでる水道光熱費。是非、平均データと比べて対策を練ってくださいね。
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