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新入社員のためのマネー心得

新入社員だからこそ知っておきたいお金の話があります。新社会人としてのマネー知識はもちろん、就業規則などのチェックポイントなどもご紹介します。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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新入社員
新入社員にとって仕事や会社のことなど頭にいれないといけないことはたくさん。でも、基本的なお金の話はきちんと押さえておきたい
学生生活から社会人へと生活が激変する新入社員にとって、社会人としてのマナーや仕事の進め方、会社のルールなど覚えないといけないことがたくさんあります。なので、お金の話は後回し……なんて人が多いとか。

でもちょっと待ってください! 新入社員の今だからこそ聞けることもあります。また、社会人としての生活パターンが決まるのも今。ということで、新入社員として知っておきたいお金の話をまとめてみました。

入社1年目はお金を貯めるチャンス

まず、入社1年目はお金を貯めるチャンスだと認識しておきましょう。社会人に関わらず、1人暮らしや結婚など新しい生活が始まる時は、お金を貯めるチャンスなのです。 その理由は「生活習慣が1年目で決まる」から。

一度ついた習慣を改めることは、とても大変です。なので最初が肝心というわけ。まとまったお金が定期的に入ってくる社会人は、計画的にお金のプランを考えていきましょう。

入社2年目から手取給料が減る?

入社2年目になると、給料の手取額が減るのをご存知ですか? その理由は「住民税」。「社会人2年目の6月 給与の手取り額が減る!」の記事でも紹介したように、住民税は前年の所得によってかかってくる税金です。

なので、入社1年目では住民税はかかりませんでした(前年は学生だったため。一定の所得があった人は、住民税を払うことになります)。ただ、入社2年目になると、1年目の所得に対して住民税がかかってくるというわけです。

住民税の税率は所得にかかわらず10%です。かなり負担度が高いのではないでしょうか? ちなみに、所得税はその年の所得に対して払うもの。なので、1年目でもその年の所得に対して所得税は払っています。

入社2年目になると新たに住民税の負担がかかってくるので、ますます入社1年目のほうが貯めやすいということですね。

まずは天引きで積立貯蓄を

では、どのようにお金を貯めるか? ということですが、まずは給与天引きで積立をするのが一番。会社で財形貯蓄を導入していれば、こちらを利用しましょう。とにかくお金が手元に届く前に別にするのが鉄則です。

また、長期的な投資も効果的です。はじめはほんの少しの金額からでもはじめてみてもいいでしょう。いずれも、無理のない範囲でコツコツと貯めていくことが重要です。

このように入社1年目が貯め時ということがわかりました。次は、給料の仕組みを知っておきましょう。新人だからこそ会社に聞けることもあります。次のページで詳しくみてみましょう。

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