満期繰上特約付定期預金
銀行が満期日を決める定期預金です。
前回の「絶対減らしたくないお金の預け先はココ」で紹介した、「満期繰上特約付定期預金」と「期間延長特約付定期預金」について、「是非やりたい!でも、ホントに大丈夫?」という質問がたくさん来ました。そこで、商品の特徴と注意点をおさらいします。

金利、情報等は2006年6月13日現在の物です。預入れの際は、条件等をご確認下さい。利息には20%の税金がかかります。

普通預金の金利1000倍?!


今や普通預金の金利は0.001%。100万円預けても、税金を引かれて利子として残るのはたった8円!せつない時代です。でも、その1000倍以上の金利の定期預金があります。普通の定期預金が、5年もので0.28%くらいなのでおよそ4倍です。

普通預金で1万円利子を受け取っていた人は、この定期預金に預ければ1000万円(!)受け取れる訳ですが、10億円以上の預金が必要です。いかに普通預金の金利が低いかが分かりますね。「どうせ、銀行に預けておいてもお金なんか殖えないから」と普通預金に、入れっぱなしにしている人は検討の余地ありです。

では満期が早くなったり、延期になったりする定期とはどんな定期預金なんでしょうか?

「満期繰上特約付定期預金」「期間延長特約付定期預金」とは?


「満期繰上特約付定期預金」は、一言で言うと満期日が銀行の都合で早くなる(繰上げになる)可能性がある定期預金です。銀行によっては「満期日繰上特約付定期預金」「満期日繰上特約付円定期預金」といいますが同様の商品です。

「期間延長特約付定期預金」は満期日が繰上げではなく、延長される可能性がある定期預金です。

例えば、金利1.2%5年もので「3年に満期日が短縮される」可能性がある定期預金の場合。市場金利がどんどん高くなって銀行は「お客様に1.2%の利息を払うのは、楽勝だ!」と思えば満期日は5年のまま変わらないでしょう。逆に金利がどんどん下がって「お客様に1.2%の利息を払うのは、ちょっとキツイなあ・・・」と判断した場合、「とっとと満期日を3年に早めちゃおう!」という事になるのです。

「期間延長特約付定期預金」はその逆で、銀行が「満期を延ばした方がいいな・・・」と最初の満期日前に判断すれば、期間は延長されます。つまり、主導権は銀行にあります。他の特徴です。

■中途解約
原則として中途解約は出来ません。解約した場合は、ペナルティを支払わなくてはいけないので元本割れになる可能性もあります。

■預け入れ金額
預入れの最低金額が10万円、100万円等と決まっているので、まとまったお金が必要です。

これらの条件があるため、金利が普通の定期預金よりも高く設定されているのです。

リスクはないの?


万一、銀行が破綻してもひとつの金融機関で、元本1000万円とその利息を保障する預金保険制度の対象になる預金です。満期まで解約しなければ、元本と利息が保証されますが、これから金利が上昇し「他の商品に預け変えたいな」と思っても、原則中途解約が出来ないので注意が必要です。

どんなお金が向いている?


「満期前に解約出来ない」「普通の定期預金より少し高金利」という事を考えると、「使う目的があるお金」「手を付けてはいけないお金」に向いています。数年後に控えた入学金の一部にするとか、将来のマイホームの頭金の一部、車の買い替え等が考えられます。しばらく使わないお金を全て「満期繰上特約付定期預金」に預けるのではなく、今後の金利や他の金融商品も検討して預けるお金を決めましょう。

参考までに、2006年夏の個人向け国債は5年ものが固定金利で1.3%、10年ものが変動金利で最初の半年間、金利1.1%です。また、銀行のキャンペーンなどで高い金利の定期預金もあります。

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