貯金できない人が30万円貯めるコツ!
30万円貯めるコツは、ズバリ「お金が貯まる仕組み」を作ることです。お給料が振り込まれる口座に、お金を入れっぱなしにしていませんか?ここから、生活費やカードの支払いを引いて、残った分が自分の貯金だと思っていると、なかなかお金は貯まりません。貯める口座を作る
残高があれば「まだこれだけ余裕がある」と思って、つい買い物をしてしまったりして、なかなか「貯めるぞ」という気になれないのです。「お金が貯まる仕組み」を作る第一歩は、お金を貯める専用口座を作ること。「貯める口座」いい響きでしょ。「貯める口座」からはお金を引き出さないので、残高は少しずつでも増えて行きます。残高が増えたり減ったりしないということは、「10万円貯まった! 次は20万円」という風に、目標を達成しやすいのです。今回は、この「貯める口座」の残高を30万円にすることが目標です。「よし!貯めるぞ」と思い立ったが吉日、さっそく準備にとりかかりましょう。
「貯める口座」どこで作る?
あなたの銀行で、「積立預金」ができるかどうかホームページで調べてみましょう。どの銀行にも、「お金を貯める・ふやす」や「商品一覧」というページがあります。ここに、「積立」があるか探します。入って来たお金を一番簡単確実に貯める方法は、「積立口座」を「貯める口座」にすることです。お給料を先取りして、貯金します。給料日、又は次の日を積立の振替日に設定すれば、最初から、無いものとして生活できます。そして、知らない間にお金は貯まっていきます。 「自動積立」「積立定期」「つみたて」など、銀行によって呼び方はさまざまですが、毎月一定金額が普通口座から定期預金口座に自動的に移される仕組みは同じ。臨時収入があったときは、そのつど預け入れができます。
ネットバンキングを利用している人は、店舗に行かずにネットや電話で「積立口座開設」の申し込みができます。最低積立額は、1000円、5000円、1万円と銀行によって違いますので、確認しましょう。ここまでにかかる時間、およそ1時間。これで、もう30万円貯まったも同然です。
■提携しているATMは?
久しぶりに銀行のホームページを見る人は、ついでに銀行と提携しているコンビニのATMがあるか、他の金融機関ATMがあるかも見てみましょう。手数料がゼロになる時間帯に引き出し、また預入れの手数料が0円のATMを使って、積極的にお金を貯めていきましょう。
積立額いくらにする?
30万円貯まる仕組みの第一歩「貯める口座」は出来ました。次は収入によって、毎月の積立額を決めればゴールが見えて来ます。積立額の目安は手取りの7%~20%。手取り25万円の人なら、その10%の2万5000円を、毎月積立貯金すれば金利が低くても利息がつくこともありますし、1年で30万円以上になります。毎月貯める自信がない人は
貯金をしたことがない人は、最初はムリせず1万円からスタートしてみましょう。毎日300円程度、何かに消えていたお金を意識的に貯めるところからスタートします。1万円を2カ月続けても、生活が苦しくなければ、5000円ずつ積立額をアップしていきます。1万円
↓
1万5000円
↓
2万円
↓
2万5000円
2カ月毎に5000円ずつ積立額をアップすると、1年3カ月後には目標の30万円を超えます。ボーナスなど余裕がある時に追加で預入れをすれば、1年で目標達成も夢ではありません。
こんなときどうする?
■残高がピンチ!残高が毎月の積立額よりも減ってしまった! こんな時は、あわてず積立はそのままにしておきましょう。1カ月お休みになり、また翌月に再開されます。翌月、2カ月分引き落とされることはありません。積立をあきらめてしまったら、目標達成はできませんが、続けていれば先に伸びますが必ず達成出来ます。積立の設定額に無理がなかったか、なぜ支出が増えたかも調べておきましょう。
■会社の財形貯蓄があるけど
会社の「財形」こそ究極の積立。お給料から天引きといって、自分の口座に入る前に積み立てられるので、知らないうちにお金が貯まります。頑張っている人は、毎月10万円ぐらい貯めている人もいます。
住宅購入や老後の年金のために貯める財形貯蓄制度(導入されているかは勤務先による)は、通常貯金の利子にかかる税金が、かからないというメリットがあります。住宅購入以外の目的でお金をおろすと、通常の貯金と同じように利子に税金が課税されます。(例外もあります)
どんな目的でもお金が下ろせる「一般財形貯蓄」は利子税は課税されますが、会社によっては引き出した時に給付金がもらえる場合もあります。財形は給料から引かれるので、残高不足で引き落とせないということもありません。銀行のATMでお金を下ろすよりも、手続きをしなければいけない分不便なので下ろさない=貯まります。
住宅購入のための融資も受けられるので、30万円を貯めた後も、さらにしっかり貯めたい人におすすめです。
■収入にばらつきがある
自営業やフリーランスで、毎月決まった額が入ってこない人こそ積立をしておきましょう。残高がある時に、違う口座に移す貯めぐせがついていればいいのですが、忙しくてついそのままにしてしまいがちです。普通預金の残高がなくなっても、積立口座から積み立てたお金の90%を貸し出してくれますので、まずは銀行の最低積立額から始めてみましょう。
貯蓄とは違いますが、自営業者などの個人事業主が自分で将来のために退職金をつくる小規模企業共済は、貯めたお金がそのまま経費と同じように所得から引けるので節税にもなります。
いかがでしたか? お金を貯めている人の多くは、積立を何らかの形でしています。銀行のホームページにアクセスして申し込む、最初のたった1時間がその後の将来を変えることは間違いありません。
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