すべては将来の目標に向かって、しっかり「貯める」ために! |
貯蓄
家計をやりくりしたり、家計簿をつけるのは、何のためでしょう?それは将来に向けて、お金を貯めるためです。お金を効率良く貯めるには、少しでもムダを見つけたいですよね。そのために付けるのが家計簿で、どこにいくらお金が消えているか(!)を見張ります。
お金を貯めるのが第一の目標ですから、家計簿の中で私が最初に見るのはいくら貯金できているかです。家計簿を付けていない人も、毎月の預金の残高でいくら貯金できているかがわかります。
では、貯蓄額の合格ラインは?
ズバリ!手取りの10%~20%です。
家庭の状況によっても貯蓄出来る額は違います。出産、子供の入学などのライフイベントで、一時的に貯金が出来ない時期は仕方がありません。でも、本当に貯められない人は実家にいても、収入がいくらあっても、共働きでも手元にお金が残らないのです。
マイホームが欲しい!等の具体的な目標がある人はちゃんと貯められます。貯金が手取りの25%を超えている場合は立派!でも、無理をしていないか、どこかにしわ寄せが行っていないか、チェックしてみましょう。
■参考リンク
毎月の貯金、お給料の何%すればいい?
結婚までに1000万円貯めた、名古屋のOL
では、次に節約でまっ先に思い付く「食費」の合格ラインは?
食費
総務省の家計調査から、酒代、外食費を除く「食費」を年収別にならべてみました。年収が低いとエンゲル係数(収入に占める食料費の割合)は当然高くなります。ところが、意外な事に年収が倍になっても食費は倍になっていないのです。
2005年総務省家計調査より(月平均、2人以上の世帯、農林漁家世帯を除く) |
年収442万円までのグループの平均が4万2000円なのに対し、収入が一番多い944万円以上のグループの平均は6万6000円でした。その差、約2万4000円。日本の食費の平均は、ひと月5万3000円でした。
ひと月の実収入の平均が3倍近く違っても、食費は約1.5倍です。考えてみたら収入が3倍あっても、毎食3倍ご飯を食べる訳ではありませんし、毎食高級食材ばかりとも限りません。
食費の合格ラインは?
ズバリ、ひと月4万円~5万円です!
二人以上の世帯で3万円以下なら、とてもやりくり上手!底値にこだわったり、家庭菜園をしていたり、野菜など頂き物が多い家庭なら実現出来るでしょう。反対に7万円以上の家計は、世帯人数が多いか、食にこだわりがあるか、お酒好きかもしれません。合格ラインには達していなくても、ちゃんと貯金が出来ていて、使わずに捨てている食材がなければ、ムダもなく、他の費目でバランスを取っているはずなので問題ありません。
■参考リンク
年齢別、気になる食費とエンゲル係数
めざせ!エンゲル係数20%
まだまだ続く「主婦のおこづかい」の合格ラインは?