家計簿・家計管理/性格別の家計管理術

徹底比較! 都会vs田舎 【生涯収支編】(3ページ目)

田舎って物価が安いしお金が貯まりそう! 都会っ給料よさそう! そんな風に誰もが思います。では、本当のリッチはどっちでしょう?

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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■教育費
東京では5人に1人が中学を受験します。また、今年からさらに私立中学熱は加熱し、首都圏では受験者が約3万人増えたという調査もあります。もし、弟の子どもが、中学から私立に進むなら、小学校からの塾代と受験費用、中学3年間の授業料等を合わせて、1人400万~500万円は支出が増えます。

また、田舎に住む兄の子が東京の大学を受験した場合、生活費などの仕送りが年間およそ120万円、4年間で500万円近く必要になります。

■老後資金
兄も弟も持ち家なので、それぞれ老後には大きなリフォームが必要になるでしょう。家が大きい程リフォーム対象になる部分が増え、費用がかかります。固定資産税もどちらもかかります。固定資産税は、土地の値段と物件の大きさによって変わるので、土地代の高い東京の方が高いか、物件が大きな田舎の方が高いかはなんとも言えません。

中古物件として売り出した場合、土地代を考えると、駅からはなれた田舎の物件より、東京の弟の方がマイホームを高く売れる可能性は高いです。

もし、両親に介護の必要が出てくれば、同居する兄だけでなく弟も資金援助をすることになるかもしれません。

自分達の老後は、弟の妻は会社員でしたので、30年間年収が300万円だとすると、もらえる年金額が専業主婦よりも年およそ50万円増えます。

こうすれば貯まる


■田舎の兄は?
使途不明金チェック!
田舎に住む兄は、両親と同居ならそんなにお金には困らないはず。子どもが生まれる前や、まだ小さいうちには収入が少なくてもお金を貯めるチャンスです。お金に困らないので、つい無駄遣いをしてしまったり、節約ややりくりとういう言葉は無縁になりがちですが、将来かかるお金のことを考えて、計画的に貯めて、使う所ではしっかり使えるようにしましょう。

■東京の弟は?
見栄を張る時を選ぶ!
東京に住む弟は、常に東京ならこれくらいの出費しょうがないと思いがち。東京だからこそ出来る経験や、おしゃれな暮らしを将来も実現するために、自分の中にルールを作りましょうう。物を買う時の基準は「人にどう見られたいか」になっていませんか?自分がこうなりたいから買う!というマイルールなら、本当に必要な物とそうでない物が分かってきます。

いかがでしたか?最後は田舎だから、都会だからというより、それぞれの地域で幸せな生活を生涯送るのに、必要な物は何かという選択をしていく事が大切ですね。

■参考リンク
徹底比較! 都会vs田舎 【家計簿編】

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