家計簿・家計管理/家賃、保険料、通信費、車両費など固定費の削減

カーシェアリングはどれくらいお得?(3ページ目)

クルマがある生活は便利だけれど、購入費用やガソリン代、税金など何かとお金もかかります。そこで今注目されているのがカーシェアリング。クルマを所有する場合と比べて、コストはどれくらい違うのか。そのメリット、デメリットに迫ります。

山口 京子

山口 京子

家計簿・家計管理 ガイド

お金好きが高じてファイナンシャルプランナーの資格を取得。毎日着物生活。お茶の先生ではなく「お金」の先生、ファイナンシャルプランナー。テレビや全国の講演会で、お金の話をする日々。

プロフィール詳細執筆記事一覧

カーシェアリングはまだまだ利便性に難あり

カーシェアリングは、クルマを所有するよりコストがかからず、その日の気分で車種が選べます。「クルマを持たないメリット」こそあれ、デメリットはなさそうに思えます。

ただし、注意したいのは利便性です。貸出拠点も増えたのですが、全国どこにでもあるというわけではありません。業界大手のタイムズプラスでも、ステーションがない県は16あります。クルマの台数も、東京杉並区で92台、お隣の三鷹市は13台です(2013年6月現在、タイムズプラスのホームページより)。これをみんなでシェアすることになります。

仮にちょっと離れたステーションまで、バイクか自転車で行ったとしても、カーシェアのクルマが止めてある場所に乗ってきたバイクを停めることはできないので、置き場所に困ります。

また、ジュニアシートはトランクに用意されている会社が多いのですが、チャイルドシートは自分で持ち込まなくてはいけないので、4歳くらいまでの小さな子どもがいる家族は不便でしょう。

利便性はマイカーのほうがまだまだ圧倒的に上。ならば、コストを抑えるために、中古車の購入や、1台のクルマを大切に長く乗ることを検討すれば、毎月のコストはグッと低くなります。

こだわりのクルマでドライブを楽しみたい人や、週末のアウトドア、スポーツなどライフスタイルを充実させるのに必要なクルマなら、マイカーでということになりますね。

【関連記事】
お金を使う人の方が幸せに見える理由って?
こだわりのある人はお金が貯まりにくい?
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます