家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

なぜボーナスが手元に残らない(2ページ目)

せっかくのボーナスが、気がつくと無くなっている人。いつまでもその習慣を続けていると、貯めている人との差は開くばかり。今度こそボーナスを自分のために有効利用しましょう!

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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ひと月の家計を厳重管理

ボーナス
カード会社に連絡、銀行で積み立て定期、それから・・・。
さあ、ボーナスが手元に残らない生活とはお別れです。ボーナス依存体質を改善するには、「家計管理」なんて生やさしいものや、「家計をしっかり管理」なんて手ぬるいものではいけません。「厳重管理」です。

■現金主義
クレジットカードは、自分の収入以内の買い物ではなく、限度額までの買い物が出来てしまいます。1万円札をお財布から何枚も出して買い物をするのと、サイン1つで(ネットショッピングはサインさえもなしで!)買えてしまうのとでは、お金の使い方が変わります。

まずは、現金を持ち合わせていない時以外は、現金でお買い物をしましょう。あなたの収入をはるかに上回るクレジットカードの限度額を下げる事も忘れずに。カード会社に電話1本するだけです。海外旅行や高価な買い物をする時は、一時的に限度額を上げてもらえばいいのです。

ネットショッピングや通信販売での買い物が多い人は、通販用のクレジットカードを決めるといいですね。限度額を3万円とか、5万円にしておけば、その額以上の買い物が自動的に出来なくなります。

■強制貯金
「あまったお金を貯金しよう!」と思っていても、なかなかお金は手元に残りません。そもそもボーナス依存体質になるもの、お金が貯まってから買う習慣がないからです。最初の手続きさえしてしまえば、何の努力もいらない「積立定期預金」を始めましょう。毎月2万円でも、4年2か月で100万円貯まります。

■ムダを省く
20万円で暮らせない人は、100万円の収入になってもお金が貯まりません。毎月の手取りでやりくり出来ない人は、収入が増えても、やっぱり何かに消えてしまうのです。大切なことは、爪に火をともしながら、ケチケチ耐えることではなく、ムダな物を無理なく省くことです。

最初は、努力をしなくても減らせるムダな出費を探します。携帯電話のプラン見直しや、保険料などを年払いにする、銀行に手続きをしてATM手数料を無料にするなどです。

次に、ちょっとした努力で大きく出費が減らせることを実行します。シャワーヘッドを節水型に変える。水筒、お弁当を持参する、一駅歩くなどです。

最後は、自分の収入にあった物しか買わない、自分にとっての適正価格を知ることです。あなたにとっての適正価格は、クレジットカードの限度額ではありません。手取りから、1割を積立定期預金に回した、残りの9割のお金で買える物のことです。


いかがでしたか?長年の習慣を変えるのは、引力に逆らって月に向かうくらいパワーがいります。でも、あきらめないで下さいね。「厳重管理」とは言っても、厳しい生活が待っているわけではなく、今の生活を続けながらムダを省くだけのことです。つい買ってしまわないように、カードの限度額を下げておけば、いままでかからなかった、心のストップがかかります。さあ、次のボーナスまでにどれくらい貯まるか楽しみですね!

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