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テクニカル分析で相場の転換点を予測その1 株価チャートを相場分析に活用(2ページ目)

株価の先行きを予測することは難しいと思いませんか?そこで今回は、株式相場や個別企業の株価がどう動くのか予測する時に活用できる「テクニカル分析&株価チャート」について解説します。

横山 利香

横山 利香

投資をはじめてみよう ガイド

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー、相続士であるガイドが、自身の投資体験を元に、株式投資や不動産投資を中心とした投資情報や資産運用を紹介。

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あなたの投資スタンスは?


では、実際に、自分の投資スタンスを把握する場合には、どう考えたらよいのでしょうか?たとえば、「この会社の将来性に期待している」といった場合であれば、将来性を期待しているわけですから長期での投資が前提になります。これに対して、「日々の株価の動きに合わせて、こまめに利益を得たい」という場合であれば、デイトレードや短期での投資になります。「毎日取引するのは大変そうだから、1ヶ月とかもう少し長い期間で取引したい」というのであれば中長期での投資になるでしょう。


このように、自分がしてみたい投資を明確にすれば、自然と投資スタンスも明らかになります。デイトレードなら「日中足チャート」、短期での投資スタンスであれば「日足チャート」、中期での投資スタンスであれば「週足チャート」、長期での投資スタンスであれば「月足チャート」という風に、期間で株価チャートを使い分けるのです。

●投資スタンス別株価チャート


ただし、短期投資だから「週足チャート」や「月足チャート」を使わなくてよいというのではありません。過去の株価からみて現在の株価がどの水準にあるのかを把握するためには、それぞれの株価チャートを活用することが必要になりますので、目的に応じて使い分けることが大切です。


また、取引時間中はパソコンに向かっていられる人であれば何回も取引できますが、仕事の都合上、取引時間中は頻繁に取引することが難しい人もいます。人それぞれ投資できる環境は異なりますので、自分に合った投資スタイルを把握した上で投資スタンスを考え、取引していくことも大切です。


株価チャートを見るには、株価チャート専門の雑誌を購入するという方法がありますが、最近では、パソコンやインターネットを使うことでテクニカル分析を簡単に行うことができるようになりました。たとえば、日経会社情報や会社四季報などの株価チャートのCD?ROM版などといった市販のソフトや、証券会社でも有料、無料を問わず、こうした情報を提供しています。自分に合ったツールを探してみるとよいでしょう。


では、次回は、株価チャートにはどんな種類があるのか、具体的に解説していきたいと思います。


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