株価チャートを利用した分析方法がテクニカル分析

最近、株式市場が堅調なためか、株などの投資関連の記事や書籍があふれています。うきうきするどころか、私は「日経平均株価1万3000円が見えてきた!」なんて記事を読むと、「そろそろ天井なのかしら?」などと疑い深く勘ぐってみたりしています。

このように世間の動向から株価の動向を分析する方法ではなく、株価チャートを利用して、これから株式相場や個別企業の株価がどう動くのか予測する分析方法を「テクニカル分析」といいます。テクニカル分析とは、過去の株価データを元に相場の先行きを予測する分析方法のこと。

株価チャートは、相場の転換点を知るために株価の動きをグラフ化したもののことで、テクニカル分析を行う際に活用します。株価が今、買われすぎなのかそれとも売られすぎなのかなど、売買タイミングの判断の参考にすることができます。ただし、見る人によって判断は異なりますので、テクニカル分析を行ったからといって100%当たるわけではありません。

株価チャートにはいろいろな種類があります。証券会社に口座を開設したら、無料から有料まで、様々な株価チャートを利用することができます。でも、「たくさんありすぎて困っちゃう」などと思う人も多いと思います。そこで、今回は、まずは知っておきたい基本の株価チャートの種類や利用方法について解説していきたいと思います。

株価チャートの代表選手はコレ!

前回の「株価チャートを相場分析に活用」では、すべての株価チャートにある共通点「期間」を、自分の投資スタンスに合わせて使い分ける方法について解説しました。

株価チャートの期間と投資スタンスについて知りたい方は、「株価チャートを相場分析に活用」へどうぞ。

株価チャートには様々な種類がありますが、代表的な株価チャートとして、「ローソク足」「出来高」「移動平均線」があります。まずは基本を押さえることが大事だと思いますので、代表的な3つから見ていきたいと思います。

■ローソク足

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白が陽線、黒が陰線
株価の動きをローソクのような形で表したものがローソク足です。一定の期間の「始値(はじめね)」「高値」「安値」「終値(おわりね)」の4つの値段から構成されています。始値よりも終値が高い場合には白で表す陽線、始値よりも終値が低い場合には黒で表す陰線になります。株価が上昇トレンドにある場合には陽線が多くなる傾向にあり、下落トレンドにある場合には陰線が多くなる傾向にあります。

■移動平均線

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赤い丸がゴールデンクロス
日、週、月など一定期間の株価の動きを平均化した線が移動平均線です。株価の大きなトレンドを把握することができます。買いシグナルの一つには、期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を上抜く「ゴールデンクロス」があります。反対に、売りシグナルの一つには、1期間の短い移動平均線が2期間の長い移動平均線を下抜く「デッドクロス」があります。

■出来高

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出来高の推移
ある銘柄が一日にどれだけ売買されたのかを知ることができるのが出来高です。個別銘柄だけでなく、日経平均株価にも出来高は存在し、その時の相場の勢いをみることができます。

次のページでは、これらの株価チャート以外でよく利用されているものを紹介してきたいと思います。