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テクニカル分析で相場の転換点を予測その2 株価チャートの達人になろう(2ページ目)

株価の先行きを予測する時に行うテクニカル分析は、株価チャートを活用します。そこで今回は、代表的な株価チャートやその他のよく使われているチャートの種類と活用法を紹介します。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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株価チャートはまだまだあるぞ!


代表的な株価チャート以外で、どの証券会社でも見ることのできると思われるものを紹介しています。

■移動平均線乖離率

株価と移動平均線がどれだけ離れているのか、その度合いを表したのが移動平均線乖離率です。一般的に、株価が移動平均線から乖離した場合には行き過ぎた状態を修正するために、移動平均線のあたりまで戻ってくると考えられています。ただし、株価が移動平均線からどの程度乖離したら行き過ぎた状態が修正されるのかは、後になってからでないとわかりません。

■RSI

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RSIの推移
過去一定期間の株価の上昇と下落の変動幅における上昇分の割合を表したのがRSIです。売られすぎか買われすぎかを判断できます。一般的には、70%超えは買われ過ぎ、30%割れは売られ過ぎの水準とされています。この他には、「サイコロジカルライン」「ストキャスティック」「ボリンジャーバンドなででも、買われすぎか売られすぎかを判断することができます。

■MACD

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買いサイン&売りサイン例
移動平均線から算出された2本の線を使って、売買タイミングを判断するのがMACDです。一般的に、MACDがシグナルを上抜くポイントを買いサイン、シグナルがMACDを下抜くポイントを売りサインとします。
 
■一目均衡表

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一目均衡表の推移
ローソク足の他に転換線、基準線、遅行線、先行スパン上、先行スパン下から構成されている株価チャートです。株価チャート上の色のついた部分が雲です。現状の株価水準が安いのか、それとも高いのかを、ローソク足や雲などを活用して、視覚的に今後の株価の方向性を分析することができます。

ところで、今注目を集めているデイトレードでは、分足チャートやTICKチャートなどの日中足を使います。分足チャートも上記の株価チャートから選べる場合もあります。また、外貨投資をする際にも、為替の動きを株価チャートから分析することができます。この株価チャートが優れているといったものは特にありません。ただ、銘柄や自分の投資スタンスに合った株価チャートがあると思いますので、いろいろな種類のチャートを使って、分析の参考にするとよいと思います。

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