ライブドア株がひとまず寄り付き一段落か


ライブドアショック以降、1月25日、初めてライブドア株に155円の値段が付きました。株式市場はひとまず一段落したと言えるかもしれませんね。

さて、前回、「ライブドアショック!資金以上の信用買いがさらなる下落を巻き起こす!?」では、マネックス証券がライブドア株を信用取引の担保(保証金)としての評価を80%から0%に引き下げるという記事をご紹介しました。その後、関連企業の評価については引き上げられています。
不足の事態に備えて、リスク管理の徹底が大切!

ただ、ライブドア株については、東京証券取引所から「取引時間が13時30分から15時までに短縮」や「新規での信用取引の禁止」などの措置がとられています。
「東京証券取引所:投資者及び関係の皆様へ -ライブドア株式の売買に関する措置について」

私も信用取引を利用しますが、ほとんどが売りの場合のみで、かつ1ヶ月の短期売買のみです。というのも、以前、カブドットコム証券常務執行役の臼田琢美さんが、自社で信用取引を利用して株を取引している投資家の実態を「エコノミスト・投資の達人」で公開されていたのを読んでいたからです。

長期で儲かる人もいるかもしれません。しかし、こういうデータがあることを知っておくことも大切です。そこで、データの紹介したいをお願いしたところ、臼田さんから快くOKのお返事をいただきました。そこで、今回は、そのデータをご紹介しながら、信用取引のリスクについて解説していきます。

信用取引は返済期間が短いほど、利益が出るらしい


今回、ライブドアショックの際に、新聞などでも信用取引についていろいろ書かれてありました。

信用取引は、自分の資金以上の取引ができる、また相場の下落局面でも儲けることができることから、大きなリターンを得られるということで注目を集める取引です。しかし、リターンが大きいということは、それだけリスクが高いということ。大きな損失を被ることになります。リスクを管理して、信用取引を使うことがとても重要です。

ところで、今回の株式相場の上昇は、日経平均株価が8000円程度から1万2000円まで上昇した、2003年の株式相場の上昇と比較されます。カブドットコム証券の信用取引のデータは、2003年12月から2004年5月の間の全80万6216件の取引をまとめたものです。

まずは、信用取引を返済するまでの期間に占める利益と損失の割合から見ていきましょう。


図が見えにくいと思いますので、説明をします。黄色が利益、水色が損失です。下に行くほど、返済期間が短く、上に行くほど、返済期間が長くなっています。

5~6ヶ月 利益32.8% 損失67.2%
4~5ヶ月 利益48.2% 損失51.8%
3~4ヶ月 利益51.1% 損失48.9%
1~2ヶ月 利益55.7% 損失44.3%
2~3ヶ月 利益53.9% 損失46.1%
0~1ヶ月 利益61.8% 損失38.4%

一目でわかると思いますが、返済期間が短い方が儲けの割合が大きく、返済期間が長くなるほど損失が膨らんでいます。

次のページでは、信用取引を長期で利用した場合に損失が大きくなるのか、その理由について考えてみたいと思います。