三菱東京UFJ銀行の預金金利が上がる!
前回、量的緩和が解除された影響で、定期預金などの預金金利が将来上昇するかもしれないので、金利が上昇した時にはこんな金融商品の選び方がいいのでは?という内容を、「量的緩和解除!金利上昇にはこの金融商品」の記事で解説しました。
3月20日、ついに都市銀行の三菱東京UFJ銀行で、定期預金の金利が引き上げられることになりました。なんと2001年4月以来、約5年ぶりだそうです。個人的にはもう少し時間がかかるかと思っていましたので、意外に早かったという感じがします。
家族で、どこに預けようか話し合う機会が増えるかもしれませんね! |
引き上げ幅はわずかですが、やっぱりウレシイですよね!三菱東京UFJ銀行の金利が上がったとなると、金利に敏感な人たちは少しでも有利な金利を求めて、今預けている銀行から三菱東京UFJ銀行に預け替えることが予想されます。そのため、他の銀行の預金金利も、同じように上昇するのではないかと思います。
●3月20日以降の三菱東京UFJ銀行の1年物のスーパー定期の主な金利
・1年物:0.03%→0.06%
・2年物:0.04%→0.08%
・3年物:0.07%→0.15%
三菱東京UFJ銀行の金利一覧はこちら。
ネット銀行の金利はすでに上昇傾向に!
都市銀行の定期預金は今ようやく上昇への一歩を踏み出しました。しかし、従来からある銀行よりも金利が少し有利に設定されているインターネット専業銀行(以下、ネット銀行と省略)などでは、少し前から金利は上昇傾向にありました。金融機関によっては、1年物の定期預金の金利が0.5%というものまで登場し始めており、高金利のものが増えてきています。1年物の定期預金(100万円以上300万円未満)の場合で、主なネット銀行の金利をご紹介しておきます。2006年3月17日現在です。
●主なネット銀行の預金金利
・ソニー銀行では、0.258%
・新銀行東京では、0.5%(2006年4月28日までのキャンペーン商品により現在は終了しています)
・イーバンク銀行では、0.15%
・泉州銀行ダイレクト支店では、035%
5年ぶりに預金金利を引き上げる三菱東京UFJ銀行と比べると、その差は明らかですね。「投資はどうも不安」などと考える安全志向の人たちにとっては、金利が上昇して、ちょっぴりうれしい環境になってきたと言えるでしょう。ただし、ネット銀行の場合は、従来の銀行と異なり、入出金の際に手間やコストが多少かかります。ですから、金利だけでネット銀行を選ぶのではなく、本当にそのネット銀行は使いやすいのかなどの利便性も考慮して選ぶことが大切だと思います。
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日本の景気回復を受けて量的緩和が解除され、今、ようやく金利が上昇し始めました。金利が上昇する局面では、できるだけ上昇の恩恵を受けたいものです。ただし、金利が今後も断続的に上昇していくのかは未知数ですから、金利が下がる場合があることを、忘れないことが大切です。どの金融商品を選ぶかは難しいことだと思いますが、少しでも有利な金融商品を選んでいきたいですね。
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