資産運用/資産運用をするときの鉄則

不動産投資はワンルームと1棟どっちがいい?(2ページ目)

不動産投資と言うと、「ワンルームマンション」か「1棟マンション(アパート)」への投資が一般的です。そこで今回は、どちらへの投資がいいのかを、資金面や家賃収入、空室などで比較しながら考えていきます。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon

家賃収入と空室ダメージで比較しよう


ワンルームマンションは、1棟の建物の1室部分を購入すること。地域の差や部屋の広さの違いはあっても、家賃の目安としては6万円前後でしょう。とすると、家賃収入としては6万円ということになります。現在の入居者がいてくれる間は安心なのですが、もし退出した場合には家賃収入は0になってしまいます。つまり、100か0のどちらかなのです。
家賃収入は多くて、空室ダメージは小さい方がいい

これに対して、1棟マンション(アパート)は1棟丸ごとです。イメージしやすくするために、4室の1棟アパートを購入した例で考えてみましょう。上記と同じく1室6万円の家賃と仮定すると、6万円×4部屋=24万円の家賃収入になります。もし4室のうち1室の入居者が退出しても残り3室に入居者がいれば、家賃収入は18万円です。部屋が4室あるおかげで、家賃収入が0になってしまうリスクをおさえることができるのです。

家賃収入の観点で考えれば、部屋数が少ないワンルームマンションよりも、部屋数が多い1棟マンション(アパート)の方が家賃収入は多くなります。そして、空室が出た場合のダメージも、1棟マンション(アパート)の方が小さくなります。

総合的に考えると、ワンルームマンションは資金面での負担が小さいため、不動産投資ビギナーとしては始めやすいと思います。しかし、収益性や空室ダメージを考えると、スケールメリットが活かせる1棟マンション(アパート)の方がいいように思います。どちらにもメリット、デメリットはありますので、「何を優先して不動産投資を行うのか」をまずは明らかにして、ワンルームマンション」と「1棟マンション(アパート)」かを選べばよいのではと思っています。

【関連リンク】
「サラリーマン大家になる最低条件は「3年」」
「サラリーマン大家になるにはいくら必要?」
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで資産運用の書籍をチェック!楽天市場で資産運用関連の書籍をチェック!
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます