ポイント2:投資期間で為替水準を確認にする
「為替はどう動くのかな」と私たちが予測することはとても難しいことです。分析したからといって、100%完璧に当たるわけではありません。ただ、今後を予測するしないに関わらず、外貨に投資した時の為替レートは変わりません。ということは、投資する時の為替レートが、過去の為替の動きに対して高いのか、それとも安いのかを把握しておくことがとても大切になります。
投資スタイルに合わせて、現状の為替レートを把握しよう |
たとえば2006年11月13日現在、ドル円相場は118円程度です。この為替レートが、「どの程度の過去に対して、円高ドル安、それとも円安ドル高なのか」ということです。「どの程度の過去」としたのは、その人の投資スタイルによって投資期間は変わりますので、過去の期間も異なるからです。デイトレードであれば1日ですから1日を参考に、1年ぐらいの中長期投資であれば1年ぐらいを参考に、という風になります。
ここまで考えて投資すれば、結果がどうであれ、自信を持って外貨に投資できるのではないかと思います。
ポイント3:損益分岐点のチェック
ところで、外貨に投資する場合、金利の高さに惑わされてしまいがちですが、必ず「日本円に戻した時にいくらの利益が出るのか」「利益を出すための為替レートはいくらなのか」ということをあらかじめ把握しておくことが大切です。損益分岐点は、下記の公式で求めることができます。
●日本円で投資するお金÷将来、自分のものになる外貨建てでのお金=損益がトントンになる分岐点(為替レート)
損益分岐点を調べておけば、上記の為替レートを考える時に「この程度までなら為替が動いても大丈夫」というラインをあらかじめ把握できます。損失が発生した時に何も対処法がなければ、為替の動きに一喜一憂するばかり。そうならないためにも、事前に損益分岐点を調べておくのがよいでしょう。
次回の記事では、私が外貨に投資する時に活用している分析ツールや分析方法などをご紹介したいと思います。
【関連リンク】
・金融商品選びや投資期間の参考に、「お金を2倍に増やす人が使う「72の法則」」
・あなたにピッタリの外貨投資を知りたい人は、「あなたにピッタリの外貨投資を診断しよう」
・自分のマネー力を知りたい人は、「チャートで診断!あなたのマネー力のレベルは?」