株式市場は1月、2006年の高値を更新!
2006年の株式市場は、ライブドアショック以降乱高下を繰り返し、上昇相場しか知らなかった個人投資家には厳しい相場となりました。株式市場が調整する局面においての体感温度は人それぞれだとは思いますが、新興市場をメインで取引していた個人投資家には厳しい1年だったと思います。
株価が上昇して、持ち株を見てウキウキしている人も多いのでは? |
しかし、2006年後半は株式市場も少しずつ落ち着きを取り戻し、2006年12月には1万7000円台を回復。そして、2007年1月には、2006年4月につけた高値1万7563円を更新しました。株式市場が上昇したことで、最近は「日経平均株価は2万円確実!」などのコメントをあちこちで見かけるようになりました。
そこで、今回は、株式市場のムードが明るくなってきた時に、私たち個人投資家はどう行動したらいいのかを考えてみたいと思います。
株が下がった時・上がった時には何を考える?
株式市場が1万4000円台、5000円台にまで下がった時、皆さんはどう思いましたか?「株式市場がどこまで下がるかわからない」などと株式市場の行方を不安に思った人が多かったのではないかと思います。
しかし、株式市場が1万7000円台にまで上昇した今、皆さんはどう思っていますか?「安かった時に買っておけばよかった・・・」などと後悔している人が少なからずいるのではないかと思います。そして、「今からでも遅くはない。株を買ってみよう」などと思い始めている人もいるかもしれません。
株式市場がこれからも上昇する可能性がないわけではありません。しかし、株式市場のムードが明るくなってきて「まだまだ上がるだろう」などと自分の都合のいいように考え始めたら、私は冷静になるべきだと思います。
次のページでは、株式市場のムードが明るくなって、自分に都合のいいように考えた時にどう行動したらよいのかを伝授したいと思います。