サブプライム問題による影響の行方は?
サブプライム問題の影響を受けて、世界中の金融機関ではすでにサブプライム関連によって受けた損失の計上が相次いでいます。アメリカはもちろんのこと日本の株式市場も、サブプライム問題の影響を受けて大きく下落しました。世界経済や金融市場の混乱を沈静化すべく、アメリカではその後、金利の引き下げや追加の救済策などを発表しています。
グローバル経済のおかげで、サブプライム問題の影響は世界中に波及! |
・利下げ関連の参考記事:日経NET
・救済策関連の参考記事:日経NET
サブプライムローンがハイリスクであることを、多くの投資家は頭ではわかっていたとは思います。しかし、その痛手を実際に受けるまでは甘く考えていたのかもしれません。世界中の金融機関が被った損失の大きさがそれを物語っているのではないでしょうか?
個人的には、損失の計上が今後もさらに続くのか、それともすでに峠を越したのかはわからないというのが正直なところです。ただ、サブプライム問題の行方を見る指標として、ABX指数(サブプライムモーゲージ担保証券のリスク指標になっている信用デリバティブ指数)を見ておいて損はないと思います。
・救済策関連の参考記事:ABX指数
サブプライム問題で、投資はどうなる?
少し前に比べれば、日本の株式市場は安い水準ですので買いたい気持ちが抑え切れない人も多いかもしれません。しかし、日本のバブル崩壊を振り返ってみても、サブプライム問題がそう簡単に片付くとは私には思えませんので、もうしばらくはサブプライム問題が話題にはのぼることが多くあると思います。
まずは、自分がどれだけのリスクを取れるのか、現状を把握しましょう。そして、自分の投資にまだ躊躇することが多いのであれば、サブプライム問題と株式市場の行方を見極めてからの投資でもいいのではないかと、個人的には思っています。
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